山梨県の家族葬・葬儀場を探す
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山梨県での葬儀の風習・事情
埋葬の風習
日本では火葬を行うのが一般的で、土葬を行っている地域はほとんどありません。ですが大都市などを除いた地域では禁止されておらず、山梨県の一部地域では、土葬の風習が残っているところもあります。明治6年に神道が台頭したころ、火葬は野蛮だとして神道勢力によって圧力を受けた歴史を持ちます。それにより火葬禁止令が出たこともあったことから、近年でも土葬は禁止されていないのです。山梨県には、土葬のあり方を模索する団体や土葬を行っている霊園などがあります。霊園では主に土葬を戒律としているイスラム教徒など、日本に住む外国人の受け入れを行っています。
葬儀の風習
出棺の際、仮門をつくって棺を外に出すという風習は日本各地で見受けられます。仮門は表の玄関など、普段利用している玄関とは別のところに門をつくって、そこから棺をくぐらせるというしきたりです。山梨県でも仮門をつくるのが一般的で、棺をくぐらせ外に出した後は仮門を壊してしまいます。これは、死者がこの世に戻ってこられないようにするためです。
出棺の風習
山梨県で独特な葬儀の風習として知られているのが、大月市の「棺回し」です。出棺の際に遺族が担いだ棺を三回回すことから、三回回しなどとも呼ばれます。棺を回す理由としてあげられるのは、故人が家に戻れないようにするためです。ぐるぐると回すことで方向感覚を失うことから、そのような儀式が行われるようになりました。また、古代の日本で回るという行為は神霊とつながる儀式でもあります。棺回しは今までの罪が滅びるという原罪信仰の意味を持ち、四国お遍路を行うのと同様の修行になると考えられていたのです。