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最期は自宅で看取った父。呼ぶ人も少なく「火葬式(面会プラン)」に。墓の代わりに、思い出の地で海洋散骨を考えています。

最期は自宅で看取った父。呼ぶ人も少なく「火葬式(面会プラン)」に。墓の代わりに、思い出の地で海洋散骨を考えています。
  • 2022年04月25日

千葉県松戸市 K.Yさま
2021年11月 故人 : お父さま(90歳)
・よりそう火葬式(面会プラン)

晩年は認知症になった父。看取るまで自宅でお世話をしました

亡くなったのは父です。父は昭和6年生まれですから、典型的な昭和の人間ですね。実家は大阪の堺で、父は洋品店を営んでいて、趣味は釣りでした。だから僕が小さい頃は、よく釣りに連れて行ってもらいましたね。行くのは和歌山の海で、夜に家を出て深夜3時ごろ着いて車で少し仮眠し、それから船に乗って釣りをしていました。そんな思い出はいろいろありますよ。その後、僕は29歳の時に会社の転勤で関東に来て、それからはずっとこちら(千葉)に住んでいます。

今から7年ほど前(2014年頃)、高齢になった両親をこちらに呼び寄せました。父には認知症があり、最初こそ老人ホームに入ってもらいましたが、症状が自分達で面倒を見られる程度だとわかり、私の家で、両親と同居するようになりました。それから父の身体は弱っていきましたが、徐々にですね。本格的に寝たきりになったのは2021年の8月末から。トイレも自分一人では難しくなり、私がお世話をしていました。亡くなったのは同年11月17日で、90歳でした。ただ、父の兄弟の中では1番長生きしたんじゃないですかね。だから寿命といえば寿命かなと思っています。

「よりそう」で火葬式を選んだ理由

葬儀の資料請求をしたのは、まだ父が寝たきりになる前の2020年2月末、転んで入院した時です。一般的には葬式というと家族葬でしょうけど、父親の親族はみんな大阪におり、亡くなっていたり高齢だったり、またコロナ禍でこっちへ呼ぶような状況でもありません。それに父も「お葬式は一番安いのでいいよ」と言っていました。僕自身もお経をあげてもらうとか、大きな葬式はあまり好きじゃない。だから火葬式に特に抵抗はなかったですね。それで火葬式と決め、インターネットで何社か探しました。

資料請求後に「よりそうお葬式」からお電話をいただき、その時は「よりそう火葬式:直葬プラン」で見積もりをもらいました。一番安いプランの金額と内容を確認した形です。その時のカスタマーサポートの電話応対もスムーズでここなら任せても大丈夫そうだな、と感じました。

父の最期は家で看取りました。その時、まず電話で呼んだのは救急車で、あわせて警察の確認連絡。続けて「よりそう」さんに電話しました。「よりそう」の葬儀担当者とは、検視で警察に父が運ばれていたので警察署で待ち合わせになりました。その後、葬儀社の安置所に遺体を移動し、火葬まで預かってもらうことにしました。

親族が来られることになり、直葬プランから面会プランに変更

最初に「よりそう」に電話した時は「よりそう火葬式:直葬プラン」を考えていましたが、実際にはそれを「よりそう火葬式:面会プラン」に変えました。というのも火葬までに時間があり、私の姉、兄が最後に「父のお顔が見たい」と大阪から来ることになったからです。そのため、僕自身も何回か父の顔を見ることができました。今思うと、結果的に面会プランで父と向き合う時間ができて、本当に良かったと思っています。僕はここ3年ぐらいずっと父のそばにいたので、面会時に線香をあげても、亡くなった実感があまりありませんでした。むしろ、火葬で骨になってしまったのを見た時の方がショックでしたね。その時にやっと父の死を実感したんです。

火葬式自体は、読経もないごくシンプルなものでした。火葬場の人に案内されて炉の前まで行き、遺体を入れるのを見て、手を合わせ、待合室で待つ。お骨上げも私1人でやりました。係の人の手際は良く、また「よりそう」の葬儀スタッフの方も、火葬式にずいぶん慣れている感じがしましたね。かといって心がこもっていない感じはなく、とても親切にしていただきました。逆に安いプランなのにこんなに親身にしてくれて、何だか申し訳ないな、と思うったくらいです。 火葬後、レンタルしていた父のケア用品などを返却し、父がいた部屋ががらんとしたのを見て、その時により寂しさを感じました。

現時点では、「海洋散骨」を考えています

葬儀後には、「よりそう」のカスタマーサポートからは二度ほどお電話がありました。「こういうことをしたほうがいいですよ」とか「困ったことないですか」とか、丁寧に説明してくれて、とても助かりました。

実は「よりそう」からいただいた資料の中で「海洋散骨」について、気になっていたんです。その理由は、ひとつは父が釣り好きで、元気な頃は毎週のように釣りに行っていたこと。もうひとつは僕自身、骨を残すことにあまり意味を感じないことです。僕はいいけど、子供たちの代になったら父のお墓はなかなか管理できないですよね。そこでカスタマーサポートの方に、「父が釣りによく行っていた和歌山で海洋散骨をしたいんですけど」と言ったら、懇切丁寧に説明してくれて。そんな応対も良かったんですよ。

だから今回の父の火葬式に不満はまったくありません。散骨については、もうちょっと暖かくなったら、考えようと思っています。私も子供には、死んだら海に撒いてくれと言っています。

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