十三回忌以降の年忌法要と弔い上げ
- 2024年12月02日
クレジットカード払いにも対応
年忌法要とは?
寺院で行われる儀式(行事)を法事・法要と言いますが、その中で故人を供養する儀式のことを追善法要といいます。 追善法要では、中陰、百カ日、月忌、年忌、祥月命日などに遺族が仏事を営み故人の浄土での安穏を祈ります。
年忌法要では、一周忌の次は、三回忌以降、末尾に「3」と「7」の付く回忌に、法要が行われます。
年忌法要の一覧表
三回忌以降の、○回忌というのは、お亡くなりになられてからの年数に1を加えた呼び方をします。これは、昔ながらの数え方で数え年で数えていた事が由来となります。
※一周忌は回忌で言いますと、二回忌になります。
法要の種類 | 時期(年数の数え方) |
---|---|
一周忌(いっしゅうき) | お亡くなりになられて満1年 |
三回忌(さんかいき) | お亡くなりになられて満2年 |
七回忌(ななかいき) | お亡くなりになられて満6年 |
十三回忌(じゅうさんかいき) | お亡くなりになられて満12年 |
十七回忌(じゅうななかいき) | お亡くなりになられて満16年 |
二十三回忌(にじゅうさんかいき) | お亡くなりになられて満22年 |
二十七回忌(にじゅうななかいき) | お亡くなりになられて満26年 |
三十三回忌(さんじゅうさんかいき) | お亡くなりになられて満32年 |
三十七回忌(さんじゅうななかいき) | お亡くなりになられて満36年 |
五十回忌(ごじっかいき) | お亡くなりになられて満49年 |
五十回忌で年忌法要が終了となり、これ以降は遠忌法要となります。
弔い上げとは?
弔い上げとは、年忌法要の最後を指す法要のことを言います。一般的には、三十三回忌か五十回忌が弔い上げに当たります。
ただ、三十三回忌や五十回忌となると、直接、故人を知る人も生存しなくなってきます。一般的には、三十三回忌をもって、弔い上げとする事が多いのですが、場合によっては、それ以前の十七回忌などを節目に弔い上げとする事もあるようです。
最近では、五十回忌を行うことも珍しいため、遠忌法要はほとんど行うことがありません。
▼詳しい内容と手配方法▼年忌法要での、お布施
年忌法要といっても、お坊さん(僧侶)をお呼びして行う追善法要と基本的に行う事は変わりません。
お布施の金額相場や渡すタイミング、包み方や書き方などのマナーについては、コチラの記事をご覧ください。
年忌法要での、香典
お布施と同じく、香典(不祝儀)についても同様に、基本的には行う事は変わりません。
ただ、法事・法要のあとの食事(お斎)が振る舞われるかであったりする場合は、食事も考慮した金額をお包みするようにしましょう。詳しくは、故人との関係性による香典の金額相場や香典袋の書き方などを詳しく記載したコチラの記事をご覧ください。
年忌法要での、お供え
お供えについても、お布施や香典と同じく、追善法要と特に変わりません。
最近では、お供えをお持ちしない場合もありますので、そのような場合はお供物料として、数千円程度お包みするようにしましょう。
選んで良いとされるお供え物やNGな品物は、百箇日法要の記事に詳しく記載しておりますので、ご参考にされてみてください。
年忌法要での、お返し
法事のお返しの品物・のし・相場などについては、コチラの記事にて詳しく紹介しておりますので、ご参考にされてみてください。
年忌法要での、服装
年忌法要での服装については、三回忌・七回忌の記事が参考になると思いますので、詳しくは、三回忌・七回忌の記事をご覧ください。
クレジットカード払いにも対応
はじめてのお葬式に
役立つ資料プレゼント!
- 費用と流れ
- 葬儀場情報
- 喪主の役割
監修者のコメント
岩田 昌幸 一般社団法人 葬送儀礼マナー普及協会
追善供養は仏教行事になりますが、民間信仰でも中陰は死の意味が段階的に薄らいでいく時期であり、霊魂が昇華していくための通過儀礼として各地でさまざまな形で行われていたようです。今昔物語集など古来の文献では「追福」という言葉も使われていたそうです。