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忌引き休暇の日数の目安は?休みの連絡におけるマナーや注意点

忌引き休暇の日数の目安は?休みの連絡におけるマナーや注意点
  • 2024年10月03日

身内に不幸があった場合、職場や学校に忌引きで休むことを伝える必要があります。

しかし、忌引きは法律で決められているわけではなく、慣習的なものであるため、故人さまとどのような関係なら認められるか気になる方も多いでしょう。

この記事では、忌引きの目安や休暇の数え方、申請方法やマナー、注意点や忌引き休暇明けの対応などを紹介します。

記事の監修

人はなぜ弔い、弔われるのか、葬送儀礼を意味のある営みとして理解し、私たちは次世代へ伝えていきます。葬送儀礼マナー検定実施中。

忌引きに関して

忌引きに関して

親族に不幸があった場合、忌引き休暇をとることが一般的です。ここでは、忌引きに関して詳しく解説します。

忌引きとは

忌引きとは、親族に不幸があった際に喪に服すことを意味します。

昔は親族に不幸があった際に、一定期間自宅にこもる習慣がありました。これは一部の宗教において、「死は畏れ忌みはばかるもの」とされ、行動を慎むべきとされていたためです。

この行動を慎む期間のことを忌中といい、忌引きは忌中に職場や学校に行かずに休みを取ることをいいます。

忌引きには休暇の意味が含まれる

忌引き休暇という言葉がありますが、忌引きそのものにも休暇の意味が含まれています。

忌引き休暇は、喪に服す期間を休暇として認めるという意味合いが強い言葉です。忌引き休暇は職場や学校の習慣や規約によるものであり、明確な決まりがあるわけではありません。

法律によって定められている制度ではなく、会社ごとに考え方も異なります。

なお、正社員や契約社員は忌引き休暇が認められても、アルバイトやパート、派遣社員は認められないようなケースもあります。

雇用形態で忌引き休暇のルールが異なっている場合もあるため、注意しましょう。ちなみに、学校だと忌引きは欠席扱いにはならず、出席日数への影響はありません。

公休との違い

忌引きは会社が定めた特別休暇です。公休とは、土曜日や日曜日など学校や会社で定められている休日のことです。

そのため、忌引き休暇が設けられていなくても労働基準法の違反にはなりません。

有給休暇との違い

忌引き休暇は法律で定められていませんが、有給休暇は法律で定められている制度です。

そもそも有給休暇は、条件を満たした労働者が、給料がもらえる休暇を数日~十数日もらえる制度です。

年間どれくらい休めるかどうかは、勤続年数や雇用形態によって異なります。忌引き休暇がない会社だと、代わりに有給休暇が使える場合もあります。

忌引き休暇の数え方

忌引き休暇の数え方

忌引き休暇の数え方にはどのようなルールがあるのでしょうか。ここでは、忌引き休暇の一般的な数え方を紹介します。

忌引き休暇の起算日

忌引き休暇の起算日は、身内が逝去した日、あるいは逝去した翌日が多い傾向にあります。

ただし、忌引きに法的なルールはないため、忌引き休暇の起算日は会社の方針に委ねられるものです。

故人さまがお亡くなりになってから翌日以降にお通夜が行われることもあるため、お通夜を起算日にする会社もあります。

いずれにしても、忌引き休暇は会社によってルールが異なるため、就業規則を確認することが大切です。

忌引き休暇の起算日に相違があると、今後のスケジュールに影響が生じる可能性もあります。

土日祝は忌引きに含まれる場合が多い

忌引き休暇を取得する際は、土日や祝日などの公休もカウントされることが多いです。

例えば、土日が公休の会社に勤めていて、木曜日に祖父が逝去して5日間の忌引き休暇を取得したとします。

金曜日のお通夜を初日とカウントする場合、金曜日・土曜日・日曜日・月曜日・火曜日の5日間が忌引き休暇の期間です。この場合だと、水曜日に出社しなければなりません。

ただし、公休がカウントに含まれるかどうかは会社のルールによって異なります。なかには、公休を除いてカウントする会社もあるため、事前に確認しておきましょう。

遠方の場合はスケジュールに余裕を持たせる

忌引き休暇を取得する際には、移動時間も含めてスケジュールに余裕を持たせておくことが大切です。

忌引き休暇は、お通夜・告別式などのお葬式の期間に合わせて決められている場合もあります。

そのため、子どもや親のように近い身内でなければ、忌引き休暇は3日程度に設定されている場合が多いです。

しかし、遠方に住んでいる親戚がお亡くなりになった場合だと、公共交通機関や車での移動に時間がかかり、忌引き休暇を超過してしまう可能性もあるでしょう。

遠方という事情があれば忌引き休暇を延長できる場合もあるため、会社に相談することをおすすめします。

忌引き休暇の日数の目安

忌引き休暇の日数は、故人さまとの関係性によっても変わります。以下の表は、故人さまとの関係性と忌引き休暇の日数の目安をまとめたものです。

故人さまとの関係 忌引き休暇の日数の目安 親等
配偶者 10日
父母 10日(喪主でない場合は7日) 一親等
子ども 5日 一親等
祖父母 3日 二親等
配偶者の祖父母 1日 二親等
配偶者の父母 3日 一親等
兄弟 3日 二親等
配偶者の兄弟 1日 二親等
1日 二親等
叔父・叔母 1日 三親等
姪・甥 1日 三親等

忌引き休暇は、一親等の場合は5〜10日、二親等の場合は1〜3日、三親等の場合は1日のケースが多いです。

一般的には、三親等よりも遠い親族になると忌引き休暇の申入れはできませんが、有給休暇をあててお葬式に参列することもできます。

なお、配偶者が逝去した際には自身が喪主になる可能性が高いため、10日ほどの忌引き休暇が与えられるのが一般的です。

自分の父母に関しては自身が喪主になる場合と、そうでない場合によって、忌引き休暇の日数は変わります。

忌引き休暇の申請方法

忌引き休暇の申請方法

忌引き休暇を取得するためには、学校や会社に連絡を入れるか、忌引き申請書の提出が必要です。ここでは、忌引き休暇の申請方法を紹介します。

口頭で連絡を入れる

忌引き休暇の申請は、口頭もしくは電話で行うのが一般的です。

勤務中に身内の不幸の連絡があった場合は、そのまま上司に伝えます。連絡を入れる際には誰が逝去したかを伝え、忌引き休暇を了承してもらう必要があります。

忌引きは正確に予測できるものではないため、休日でも会社の上司に連絡を入れても問題ありません。ただし、深夜や早朝などの電話連絡はマナー違反となるため避けましょう。

なお、会社によっては従業員にお葬式の弔電を送ったり、上司が参列したりする場合もあります。故人さまとの間柄やお葬式の日程なども合わせて伝えておくとよいでしょう。

メールで連絡を入れる

訃報連絡が入ったのが夜中や早朝で、上司に電話連絡するのが難しい場合、メールで連絡を入れても問題ありません。

訃報を知ってからお葬式までに時間的な余裕がなかったり、精神的なショックで電話が難しかったりする場合も、メールでよいでしょう。

状況や気持ちが落ち着いたら電話で改めて連絡します。

ただし、メールでの忌引き連絡はマナー違反ではないものの、受け取る側にとっては失礼と思われる可能性もあるため注意が必要です。

また、口頭でお葬式の日程や不在になる期間を伝えた場合、確認の意味も込めて、メールをすることもビジネスマナーといえます。

忌引き申請書を会社に提出する

忌引き休暇を取得する際、忌引き申請書を作成して提出するケースもあります。

ただし、忌引き申請書は公的な書類ではなく、必ずしも申請書の作成や提出が必要になるわけではありません。

フォーマットも会社によって異なるため、記載内容も勤め先によって変わってきます。

会社によってはお葬式に関する証明として、会葬礼状などの提出が必要になるケースもあるため、慌てないためにも確認しておきましょう。

忌引き申請書は、先に電話やメールで身内が逝去したことを伝え、忌引き休暇後の提出で問題ないケースもあります。

忌引き休暇のマナーや注意点

忌引き休暇が必要となるタイミングは、会社や学校の事情に関係なく急にやってきます。ここでは、忌引き休暇のマナーや注意点を紹介します。

忌引き休暇の規則や制度を確認

忌引き休暇に法的な決まりはないため、まずは休暇の規則や制度を確認しましょう。

ほとんどの場合、忌引き休暇のルールは就業規則に記載されています。故人さまとのどのような関係で、何日の忌引き休暇が取れるか確認しましょう。

会社により、「忌引き休暇が有給になるか」「無給になるか」などのルールも異なります。

一親等なら有給になり、それ以外なら無給になる場合もあるため、忌引き休暇がどのような扱いか調べておきましょう。

忌引き申請書が必要になる場合は、書類を確認しておくことも大切です。

伝達事項をまとめる

忌引き休暇によって中断や他の人の対応が必要になる業務がある場合、引継ぎ内容や伝達事項をまとめておきましょう。

正しく引き継ぎができないと、会社で思わぬトラブルを招く可能性が高くなります。伝達内容をまとめる際は、メールやLINEで文字を残しておくとよいでしょう。

自分の業務内容や予定している会議、取引先との連絡内容などを具体的に伝えるとスムーズです。口頭で伝えるよりも、伝達事項が正しく伝わり漏れの心配もありません。

最初は申請手続きの兼ね合いから直属上司に相談しておき、引継ぎを依頼したい同僚にも合わせて相談しておくとよいでしょう。

できるだけ早く伝える

身内の訃報を受け取ったら、できるだけ早く上司に忌引きの連絡を入れましょう。これは、早く伝えることで上司や同僚も自分が休む間の仕事を調整する時間ができるためです。

急な訃報を受けると、頭の中は故人さまやお葬式のことで頭がいっぱいになり、職場まで気が回らない場合もあるでしょう。

しかし、何の連絡もなければ上司や同僚も心配になって連絡をしてきます。その際に時間を割かれることになるため、会社とのやりとりを減らすためにも早急に伝えた方がよいでしょう。

嘘をついてずる休みしない

嘘をついて、忌引き休暇をとってのずる休みは当たり前ですが、やめましょう。

そのようなことをすると、本当に身内に不幸があったときに困り、バレてしまえば会社内での評価も下がるでしょう。

忌引き休暇は、親しい人がお亡くなりになった時に喪に服すための大事な期間です。嘘をついて忌引きを悪用するようなことはやめてください。

学校に連絡する場合

学校に忌引きの連絡を入れる場合も、できる限り早く口頭か電話で連絡をします。子どもが未成年の場合は、保護者から学校に連絡を入れましょう。

お葬式を行う際に、故人さまとの関係によっては、学校関係者が参列する場合もあります。なお、連絡を入れる際は担当の先生に連絡するのが一般的です。

学校の忌引きのルールは、公立であれば教育委員会規則で取り扱いが決まっています。私立の場合は学校によって忌引きの取り扱いが異なるため、事前に確認しておきましょう。

忌引き休暇明け後の対応

忌引き休暇明け後の対応

忌引き休暇は突然会社を休むため、上司や同僚、部下に迷惑や負担をかけることになります。そのため、忌引き休暇明け後は以下のような適切な対応が必要です。

関係者に挨拶する

忌引き休暇明け後に出勤する際には、関係者に挨拶をして感謝を伝えましょう。

忌引きで会社を休むことは避けようがないため、必要以上に「申し訳ない」と感じる必要はありません。

しかし、忌引き休暇の間は自身の代わりに業務を行ってくれた同僚や部下、対応にあたってくれた上司に感謝を伝えるのはマナーといえるでしょう。

挨拶をする際にはお葬式が無事に執り行われたことを報告し、急な休みをもらったことへのお詫びとお礼を述べます。

具体的には、「長い忌引き休暇をいただいたことで心配とご迷惑をおかけしました。仕事を引き継いで下さり感謝しています。本日から復帰となりますのでよろしくお願いします。ありがとうございました。」のようなニュアンスで伝えるとよいでしょう。

菓子折りを持っていく

忌引き休暇明け後は、職場に菓子折りを持っていくと丁寧です。菓子折りを持っていくのには、上司や職場の同僚に感謝の気持ちを表す意味があります。

忌引き休暇そのものは誰でもあり得ることであるため、職場の人たちに否定的に感じられることはほとんどないでしょう。

しかし、忌引きといっても会社を休むことで業務に支障が生じ、トラブルにつながる場合もあります。

このような状況下で対応してもらった職場の人たちに、感謝の気持ちを伝えるうえで菓子折りは効果的です。

なお、お菓子の種類に決まりはないですが、個包装で仕事の合間に簡単に食べられるものがよいでしょう。具体的には、クッキーやマドレーヌ、焼き菓子などが挙げられます。

忌引き休暇に関するよくある質問

忌引き休暇に関するよくある質問

ここでは、忌引き休暇についてよくある質問をまとめています。

忌引きとはなんですか?

身内に不幸があった場合に、仕事や学校などを休んで喪に服すことを意味しています。

配偶者が亡くなった場合の忌引き休暇の目安はどのくらいですか?

配偶者が亡くなった場合には、10日ほどの忌引き休暇が与えられるのが一般的です。

忌引き休暇は有給になりますか?

忌引き休暇が有給になるかどうかは会社の就業規則によって異なります。

勤め先が忌引き休暇を取り入れて、有給という決まりになっていれば、休む期間も給料をもらうことができます

忌引きの連絡方法にマナーはありますか?

まずは、できるだけ早く上司に知らせることが重要です。口頭、または電話で伝えるのがマナーとしてはよいでしょう。

まとめ

この記事では、忌引き休暇の日数の目安や、休みの連絡におけるマナーや注意点を紹介しました。

忌引き休暇とは、身内に不幸があった場合にお葬式に参列したり、喪に服したりするための休みです。

多くの会社で忌引き休暇は認められているものの、具体的なルールは会社の就業規則によって大きく異なります。

また、忌引き休暇が認められるのは三親等までのケースが多く、それ以上になると故人さまとの関係が深くても認められない可能性があります。まずは会社の就業規則を確認しましょう。

忌引き休暇をとる際には、できるだけ早く会社や学校に伝えることも大切です。

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