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遺骨をネックレスやペンダントにして身につける供養の形

遺骨をネックレスやペンダントにして身につける供養の形
  • 2022年12月13日

供養の形として、ペンダントやネックレスの中に遺骨や遺灰、遺髪を入れて供養する形があります。
一昔前の日本ではあまり浸透していなかった習慣ですが、供養の形が多様化してきた現在、取り入れる方が年々増えてきています。

大切な方を側に置くことで、心の拠り所とし、絆を深める物となっています。
結果、最愛の方を亡くしたことの悲しみは消えなくても、しっかりと残された人生を歩んでいくための支えになることも少なくありません。

こちらでは、遺骨を身につけるアクセサリに納めて供養する方法を含め、どのような種類のアクセサリがあるかご紹介していきます。

記事の監修

終活ガイドという資格を通じて終活の専門家を育成すると同時に終活ガイドの皆さんが活動する基盤づくりを全国展開中。

遺骨ペンダントとは?

遺骨ペンダントとは、ペンダントの中に故人の遺灰(遺骨を砕いたもの)や遺骨、遺髪の一部を少量、ペンダントの空洞部分に入れた物を「遺骨ペンダント」と言います。
ソウルジュエリー」とも呼ばれ、身につける供養アクセサリーの中では、最も人気がある形となります。

ソウルジュエリーの「ソウル」とは魂という意味があり、故人の魂が宿るジュエリーということになりますが、実際には遺骨には魂は宿っていません。
気持ちの問題として、故人との関わりを保つことを目的して作られているのが、ソウルジュエリーとなり、いつでも、どこでも故人に思いを馳せ、偲ぶことができます。

遺骨ペンダントを身につけるのは良くないという話は本当なの?

遺骨や遺灰、遺髪を身につけることで悪いことが起きるのではないか、故人が分割されてしまうのではないかという心配から、身につけて供養をする形は良くないという話を聞くことがあります。
しかし、宗教的にも法律的にも全く問題はありません。

遺骨や遺灰、遺髪には既に魂が宿っていないためです。
故人の魂は既に、安らかな地に旅立たれていますので、安心して身につけましょう。

また、場合によっては、故人への執着を懸念して良くないと言われる場合があります。

しかし、故人を偲ぶ気持ちや供養する気持ちを持つことは良いことです。
執着ではなく、故人を偲んで、供養していることを目的とすることで、身につけることに問題はなくなります。

遺骨ペンダントの種類

では、遺骨ペンダントについて詳しく説明していきましょう。

遺骨ペンダントにする方法は二種類

実は、遺骨ペンダントにする方法には以下のふたつの方法があります。

①納骨:遺骨、遺灰、遺髪をそのままペンダントの空洞に入れる方法
②加工:遺骨、遺灰、遺髪を加工してペンダントを作る方法

どちらの方法を選ぶかは、購入される方の好みになりますが、ペンダントの形(デザイン)や素材によって変わります。
また、納骨の場合と加工の場合では、作成費用が異なります。

どちらの種類を選ぶかは、遺骨ペンダントを作ることを決めた後、ファーストステップとして決めることになります。
作成が始まってからの変更は難しいため、サンプルなどを参考に十分に検討した上で決めましょう。

遺骨ペンダントの入れ方

では、遺骨ペンダントで納骨を選んだ場合、遺骨を納骨する方法として、作成先に納骨をお願いする場合と自分で納骨する場合があります。

ペンダントの種類によっては、専門業者でなければ納骨できないタイプもあります。
一般的な遺骨ペンダントは、納骨用の蓋をあけ、空洞部分(インナーポケット)に遺骨や遺灰、遺髪を入れるだけの仕組みになっていますので、簡単に納骨することができます。

しかし、とても小さいスペースに納骨することになるため、注意も必要です。
納骨の方法に関しては、以下に手順および動画のリンクを記載しますので、参考にしてください。

(手順)

STEP 1インナーポケットの蓋をとります
遺骨や位牌を入れる場所を「インナーポケット」と言います。
 
STEP 2遺骨を細かくします
遺骨を細かくします。遺骨は、指で粉弾することができます。
 
STEP 3遺骨を納める
細かくした遺骨をピンセットを使い、インナーポケットに納めます。
 
STEP 4遺灰を納める
遺灰は専用のロートを使い、インナーポケットに納めます。
 
STEP 5蓋を閉めます
納骨が終わったら、インナーポケットの蓋を閉めます。

(動画)
遺骨ペンダントの入れかたはこちら

身につける遺骨の手元供養の種類

遺骨

手元供養として、身につけるアクセサリーは、ペンダントの他にネックレスや指輪、ブレスレット、ブローチなどがあります。作成の金額は、数千円から数万円と安いものから高価な物まであり、物によっては名入れ(刻印)ができるタイプの物もあります。

デザインに関しても、サンプルから選ぶ方法とデザインからデザイナーと相談する方法があります。デザインから決めていく方が高価になりますが、思い通りのアクセサリーに仕上がるというメリットもあります。

また、材料も安い粗悪な物を選んでしまうことで、本体が劣化したり、チェーンが切れやすかったりします。
結果、紛失に繋がることもありますので、費用対効果を見極めて作成、購入されることをお勧めします。

こちらでは、アクセサリーのタイプ毎に特徴などご紹介していきますので、選ぶ時の参考にしてください。

ペンダント/ネックレス

ペンダントタイプは、ピルケースとしても使うことができるカプセル型やハートや羽をモチーフにした物、バラ、十字架などをモチーフにした物などデザインが豊富です。素材はステンレス製やシルバー製のものが多く、価格帯の中心は1,000円代〜1万円以下と安いのが特徴です。

少し高級感を出したい方には、金額的には少し高めになりますが、天然宝石を施したタイプもあります。商品の中には、名入れ(刻印)できるタイプもあるため、アクセサリータイプの中で最も人気がある供養アクセサリーとなります。

(カプセル型)シンプルな縦長のペンダントです
カプセル型はこちら

(ハートペンダント)可愛らしいハート型のペンダントです
ハート型ペンダントはこちら

(誕生石タイプ)ご自分や故人の誕生石で選べます
誕生石タイプペンダントはこちら

(パールタイプ)品のあるパールタイプのペンダントです
パールタイプペンダントはこちら

リング/指輪

指輪に羽やハートなどのモチーフをつけることで、遺骨リングにすることができます。遺骨の収めかたとしては、多くあるのがリング本体に遺骨を納め、モチーフを蓋として閉めるタイプです。
なお、特殊な技法(レーザーロウ)を使うタイプは、燃えることがないため、遺髪も入れることができます。
材料としてプラチナやK18金などを使うことた多いため、値段が10万円位と高額な物となりますが、品のあるリングに仕上がります。

(プラチナ)人気がある、品の良いリングです
プラチナリングはこちら

(K18金)幸せを呼ぶ金のリングとなります
K18金リングはこちら

ブレスレット

レスレットの繋ぎ目部分に遺骨や遺灰、遺髪を入れて、遺骨ブレスレットにするタイプです。
チェーンの太さや長さを選ぶことで、男女どちらにも使うことができます。
素材にはチタンや天然石を使用し、一般的に2万円代〜3万円代で作られている物が多く、デザインによっては、名入れ(刻印)を入れることができます。
また、天然石に遺灰を混ぜて、ブレスレット作る加工タイプもありますが、加工に費用がかかります。加工タイプの場合の金額は、10万円代位となります。

(チェーンタイプ)チェーンタイプブレスレットは、シンプルでどんなファッショにも合います
チェーンタイプのブレスレットはこちら

(バングルタイプ)バングルタイプはとてもおしゃれです
バングルタイプのブレスレットはこちら

ブローチ

ブローチタイプの場合、飾り部分に納骨することになります。
一見、遺骨が入っているとは分からず、ファッションアイテムの一つとして付けることができ流のが、ブローチタイプです。デザインによってはペンダントタイプよりも多めの遺骨や遺灰を納めることができます。

(ブローチ)デザインによって雰囲気が変わります
プローチタイプはこちら

その他

その他のアクセサリとしては、イヤリングやピアスがあります。どちらも、納骨したり、加工したりすることができます。
また、バッグやリュックに付けることを想定して、キーホルダーに納骨する方法もあります。

(キーホルダー)バッグやカギなど、いつも付けて持ちあることができます
キーホルダータイプはこちら

まとめ

手元供養のアクセサリーについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
故人といつまでも側にいたい、故人の存在を感じていたいと思うことは、その方を大切に思っていればいるほど、とても当たり前のことです。
共にいることで、勇気をもらったり、励まされたりすることもたくさんあることと思います。
ぜひ、お気に入りの一点を見つけて、充実した毎日を過ごしてください。

遺骨を宝石や、ガラス細工にする手元供養についての記事もご参照ください

監修者のコメント

最近は手元供養という形で、遺骨を宝飾品に収める人も増えています。時代とともに供養の形も変化していますので、故人を弔う気持ちがあれば、あり方についての問題はないのではないでしょうか。

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