有名人の葬儀・お別れの会に参列したい。ファンのマナーとは?
- 2021年05月06日
お葬式手配の「よりそうお葬式」
芸能人の葬儀(告別式)やお別れの会に、1,000人を超える一般参列者が駆けつけるといったニュースを耳にしたことある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ただし、いくらファンだからといっても勝手に参列することはできません。
公式に一般参列者を受け付けている式や会であることがルールです。
ここでは、著名人のお別れの会に参列する場合のマナーやその他、服装は?香典は用意するの?といった注意すべき点について詳しくご紹介します。
ファンが芸能人の告別式・お別れ会へ参列できる?
芸能人の告別式には交流のあった方だけではなく、ファンが手を合わせたり、献花ができるように特設ブースを設けていることがあります。
青山葬儀場などは大規模な式に対応でき、芸能人の告別式が行われることで有名ですね。
樹木希林さんの告別式には約1,000人のファンが参列していたことも大きく報道されていました。
そうした大きな式場で行われ、式の前に場所や日時の公式発表がある、事務所の公式HPに案内があるなどの場合は参列できます。
詳しくご紹介するマナーを守って参列しましょう。
公式な案内がなければ参列できないと判断
訃報時に、家族葬や密葬(家族と近親者のみで葬儀や告別式が行われる)といった報道がある場合は気をつけましょう。
お別れの会が後日行われる、などの内容があわせて出るときは、会の情報が発表されるのを待ちます。
もしも事前に公式な日時・場所の発表がない、または小規模な場所で執り行われるなど、ファンの参列に向けた用意がないことが推しはかれるなら、場所や日時が特定できても参列しないのがマナーです。
悲しみのなかにあるご遺族にご迷惑をかけるようなことは、ファンとして避けるべきで、ご遺族の気持ちを第一に考えて行動しましょう。
芸能人の告別式への参列マナー
服装は一般的な告別式マナーと同じ
芸能人の告別式やお別れ会の参列も、服装の考え方は一般的なそれらと同じですが、喪服でなくても良いでしょう。
ただし、派手な服装は避け、お別れ会では平服といってもマナーを守った装いをしましょう。
お別れ会の「平服」とは?
通夜、葬儀・告別式から時間をおいて開かれる「お別れの会」は一般の葬儀とは違い、スピーチや思い出の品の展示など、自由な形式で演出をして故人を回想し、お別れをするのが特徴です。
服装についても「平服で」と案内があります。
つまり、お別れの会は葬儀ではないため、喪服は身に着けないものとされます。
しかし喪服を着る必要がなくても、カジュアルな服装で参加するのはよくありません。
ここで言う「平服」とは、男性なら略礼服やブラックスーツ以外の地味な服装です。
男性なら、故人を偲ぶお別れ会にふさわしい黒や濃紺、グレーなどのダークカラーのスーツを選び、全体的に控えめで地味な服装を心がけます。
女性も膝が隠れる長さのスカート丈やパンツスーツなどで、ダークカラーを主とした地味な服装を心がけます。
メイクはナチュラル、髪型もまとめるなど礼儀にかなった自然なお化粧やヘアアレンジで装いましょう。
葬儀やお別れの会の服装マナーについては男性はこちら、女性はこちら。
香典・供花は不要(辞退されるのが一般的)
ファンの参列が可能な著名人の告別式やお別れの会でも、一般の方からの香典や供花はご遺族から固辞(辞退)されることが一般的です。
受け取る方は香典返しをそれぞれに用意することも、当日返しすることも大変ですのでご遺族の負担を考えて、香典などは持参しないようにしましょう。
会の進行の妨げ、周辺の迷惑にならない配慮をする
故人を偲ぶ場ですから、お別れの会の進行の妨げにならないよう、ファンの方が関係者で執り行う本会場へ無断で立ち入らないことは当然です。
一般参列者向けの記帳所や焼香所など、案内があるところにだけ行きましょう。
また、式場までは公共交通機関を利用するようにします。
駐車場が不足したり、車の無断駐車などで周辺へ迷惑をかけることがないように配慮しましょう。
礼儀をわきまえた行動を心がけてください。
会葬御礼品などは参列者自身が偲ぶ分だけ受け取る
一般参列者へも会葬御礼品を用意していることがあります。
故人のポストカードや作品、好きだったものなどの縁(ゆかり)の品が多いようです。
参列者が多いため、「自由にお持ちください。」といった案内があることも少なくありません。
しかし近年、著名人の会葬御礼品やお別れの会の記念品などがインターネットのオークションに出品されることが増えています。
こうした行動は批判と炎上を招きます。
参列者自身が故人を偲ぶ分だけ受け取り、ご遺族や関係者、ファンの方々を悲しませる行動は厳に慎みましょう。
著名人の告別式への参列 まとめ
有名人の告別式やお別れの会にファンが参列できる機会が増えてきています。
それはご遺族がファンの方と故人とのお別れの機会を持ってほしいという気持ち、ご厚意から叶っていることです。
参列されるなら、そのご遺族の迷惑にならないことを優先することを、行動の判断基準とすると間違いがないでしょう。
マナーを守って、故人とのお別れの時間を持ってみてはいかがでしょうか。
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