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友引の葬儀は縁起が悪い?避けるべき?現代の事情とその考え方

  • 2023年02月06日

お葬式の日程を決める時に必ずついて回る暦の友引。友引の日に葬儀をあげる事を気にされる世代も多いことでしょう。

本記事では、友引とは何かという意味や、友引でお葬式をしてはいけないのか、なぜ友引のお葬式は縁起が悪いと言われているのか、そして親族の説得ほか友引のお葬式をスムーズに執り行う方法についてまで紹介します。

あなたにとっての、友引の日に葬儀を行うという常識がガラリと変わる事、うけあいです。

記事の監修

人はなぜ弔い、弔われるのか、葬送儀礼を意味のある営みとして理解し、私たちは次世代へ伝えていきます。葬送儀礼マナー検定実施中。

友引とは?

そもそも友引とは一体何でしょうか。

六曜とは

暦注の一つで、暦上の日を6種の吉凶日に分けたものです。
日本では、暦の中でも有名な暦注の一つで、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6種の曜がから成り立ちます。

この六曜は中国から鎌倉時代末期から室町時代に日本に伝わったと言われています。
その後、時代とともに解釈や読み方も変わり、日本に伝来した六曜のうち、読み方が当時のまま残っているのは「赤口」だけです。

そして、幕末の頃から暦に記載されるようになりました。
明治に入り、この六曜の漢字に惑わされる方々が増えてきました。そのせいで政府は六曜の記載を禁止しました。昔から六曜は冠婚葬祭に影響を与えていたことがわかります。

友引とは

友引とは、先に解説した六曜の暦注のひとつですです。
友引の意味は陰陽道では、「友引はともに引き分ける」という意味で、争いをしない、勝負のつかない日とされています。
争いがない日なのでとても良い日となります。

その一方で、「凶禍が友におよぶ」とされる意味も広く浸透しています。

また六曜では友引は「大安」の次に吉日で「昼は凶だが、午前と夕方から夜の間は吉」とされています。

友引のお通夜や葬儀が避けられる理由

お葬式の日程を決める時に「友引は避けるように」と聞いたことがあると思います。
なぜ、友引が葬儀に関係があるかというと、その漢字にあります。
友引という漢字が「友を引く」という風に解釈され、友引に葬儀をすると災いが起きるとされてきました。しかしこれは完全に迷信です。
なぜ、今でも友引のお葬式が避けられるのでしょうか。

火葬場の定休日

友引にお葬式が行われない大きな理由の一つは、火葬場が定休日というところにあります。
火葬場も友引はお葬式が少ないという理由から定休日としているところが多いためです。

定休日は火葬炉のメンテナンスを行うことも

また、火葬場では定休日を利用して、火葬場の大規模な掃除や、炉の掃除と炉のメンテナンスなどを行うことがあります。特に炉のメンテナンスは重要です。
火を使いますので安全性を損なえば大きな事故になりかねません。
そのため、火葬場の定休日も重要なのです。

親族が嫌う

現在の葬儀・葬式を執り行う、段取りをする世代は友引はあまり気にされない人がほとんどです。
しかし、友引で葬儀をしない理由の一つは親族が嫌うという事も理由の一つにあがります。

亡くなった故人が父母(両親)になると、葬儀に出席するのが父母(両親)の兄弟になってきます。
父母(両親)の兄弟という世代は、ご年配で一般常識や慣例などを重んじる昭和を中心に駆け抜けた世代になります。
その兄弟たちが強く否定するなかで友引にお葬式を執り行うには勇気が必要ですし、通夜・お葬式が気まずい雰囲気になる可能性もあります。
そのような理由で友引のお葬式は避けられる傾向にあります。

【合わせて読みたい】
仏滅に葬儀をしても問題はない?六曜と葬儀・法事法要と日取りの関係

友引でも葬儀をスムーズに執り行う方法

現在のお葬式事情は変わりつつあります。特に父母を送る年になると仕事の責任も大きくなり、仕事に穴をあけることのできない人もいます。

さらに、友引の次の日は定休日明けになる事もあり、火葬場が大変混みます。
混み合い過ぎて火葬が出来ずお葬式の日程ををさらに延ばさなければならない事態になる場合もあるでしょう。

では、友引に葬儀をスムーズに執り行う方法があるのでしょうか。
下記に友引の日でも葬儀をスムーズに執り行う方法として、重要な方法を3つ紹介します。

親族の理解を得る

まず第一に、親族に理解を得ることが必須です。
しかし、親族の全員の同意を得ることはなかなか難しいと思います。

特に亡くなった故人の兄弟などの世代は、友引は友を引く、縁起が悪いという考えで固まってしまっていることもあります。
この固執した考え方を解きほぐすには、仏式であれば菩提寺などの住職(導師)に法話を頼んでみてはいかがでしょうか。

特に仏教では友引と葬儀は全く関係が無いとされています。
友引と葬儀は関係が無いとされている事を、住職(導師)に法話で説いてくれるか頼んでみる等もひとつです。

住職(導師)や葬儀社に相談してみる

葬儀社に頼んでみると住職(導師)との間を取り持ってもらえる事もありますので、日程を決める時に葬儀社に相談してみてください。
また、お坊さん便のような僧侶の派遣を行なっているサービスを頼んでみる方法もあります。
もし、キリスト教式の方であれば、神父さんに頼んでみましょう。

友引人形とは

友引人形をご存知でしょうか。上記にも述べましたが友引はその漢字を意味合いに出し「友を引く」と敬遠されてきました。
友を引く身代わりとして人形が柩の中へ故人と一緒に入れられました。それを友引人形と呼びます。

友引人形を身代わりにすることでお葬式に出席する方の安全を守るとされています。
友引人形を入れることで親族並びに出席者の理解を得るのです。友引人形とはどのような人形なのでしょうか。

友引人形に決まりはない

友引人形とはどのような人形なのか。友引人形には決まりはありません。
葬儀社で準備してくれますが、葬儀社の中には有料という場合もあります。

友引人形には決まりはないので、どのような人形であっても構いません。
もし、亡くなった方が気に入っていた人形があれば、その人形を柩の中に入れてあげてはいかがでしょうか。
もしくは、自宅に人形があればそれでも構いません。

友引はどれを指すか。亡日、通夜、お葬式

友引がどの日に当たるとお葬式に縁起が悪いのかは地域によって異なります。
地域によっては亡くなった日が友引だと友引人形を柩の中に入れたり、通夜が友引に重なれば友引人形を入れたりと地域によって様々です。
お葬式の礼儀でもある友引の気遣い、地域によって違いますので、葬儀社などに確認したほうが良いでしょう。

監修者のコメント

友引はかつては「共引」という字があてられていたように、勝負事の引き分けを表すものでした。友引の日でも通夜は行われているケースが多いようです。ちなみに友引前日のことを、関東では「びきまえ」関西では「ともまえ」といわれています。

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