無料相談ダイヤル
24時間365日対応

葬儀連絡は、いつ、誰に、どのように?文例付きで分かりやすく解説

  • 2023年02月08日

身内の方がご臨終を迎えると、家族はすぐに葬儀の段取りに取りかかなければなりません。その中でしなければならないことの一つが葬儀の連絡です。

親族や、会社、学校、地域の方々、さらにはご縁やつながりのあったたくさんの人たちに、葬儀の連絡をします。

しかし、葬儀に関して不慣れなため、いつ、誰に、どのような方法で連絡すればいいのか、分からないという人も少なくありません。

  • 「葬儀の連絡はどのようにすればいいのだろうか」
  • 「家族葬でしたい。声をかける人とかけない人の線引きは?」
  • 「声をかけないと失礼に当たらないかな?」

…など、あなたが抱く疑問が、この記事を読んでいただくことで解決できます。

相手に失礼のない葬儀連絡の方法についてまとめましたので、どうぞ最後まで読み進めてみてください。

葬儀の連絡とは

葬儀の連絡には次の3つの意味があります。

  • 故人の死の知らせ
  • 葬儀日程や場所の知らせ(参列の案内)
  • 会社や学校への忌引き申請

ひとつずつ、その意味を解説していきます。

故人の死の知らせ

故人様やご遺族とつながりのあった方々に、ご逝去の事実を知らせをします。

私たちはたくさんの人たちとのつながりの中で生きています。ですから、故人様のご逝去をご縁のある方々に伝えるのは、喪主やご遺族の大切な役割の一つなのです。

葬儀日程や場所の知らせ(参列の案内)

日程や場所など、葬儀の詳細についての連絡には、参列を促す意味合いがあります。そのため、家族葬の場合は近親者だけで葬儀を執り行う旨を記し、葬儀の詳細については伏せます。

会社や学校への忌引きの申請

葬儀が発生すると長期間会社や学校を休まなければなりません。忌引き休暇の申請のために葬儀連絡をします。

葬儀の連絡のタイミング

葬儀の連絡のタイミングは、主に次の2つが挙げられます。

  • ご逝去してからすぐ
  • 葬儀日程や場所が決まってから

すぐに連絡すべき人はどんな相手か。葬儀の詳細が決まってから連絡すべき人はどんな相手か。それぞれを詳しく見ていきましょう。

近しい人にはすぐに連絡する

身内や近親者など、ごく近しい人にはすぐに連絡し、まずは故人様のご逝去の事実をお伝えします。葬儀の詳細については、日程や場所などが決まってから改めて連絡します。

故人様のご逝去を知り、中にはいますぐ病院に駆けつけるという人もいますが、ここは冷静に判断します。

なぜなら、看護師によるエンゼルケアや諸手続きが終わると故人様はすぐに病院を出発するからです。また、病院には他の入院患者もいて、来訪が迷惑となる可能性もあります。

面会を希望する人にはご安置先に来てもらうようご案内しましょう。

葬儀日程と場所が決まった段階で連絡する

ごく近しい人でない限りは、葬儀の詳細が決まった段階で連絡します。葬儀の日時や場所を伝えることで、必然的に参列の案内の意味合いを持ちます。忌引き休暇を申請しなければならない会社や学校へも、この段階で連絡します。

葬儀の連絡の相手

どこまでの人に声をかけて、どこからの人に声がけしないか、その線引きについて詳しく解説いたします。

葬儀に参列してほしい人だけに連絡する

最近では家族葬が増えていますので、葬儀に参列してほしい人のみにお声がけするのが基本です。

一昔前であれば、葬儀の連絡はそのまま葬儀の案内をも意味し、親族以外の方々の弔問も当たり前に行われていました。

しかし最近では、「ご逝去の事実は知らせたいけれど、葬儀は家族だけで行いたい」と考える人が増えています。

そのため、葬儀連絡には次の3つの方法が挙げられます。

  • ご逝去を伝えた上で、葬儀の詳細も伝えて参列を促す
  • ご逝去を伝えた上で、参列辞退の方針を伝える
  • ご逝去したことを連絡せず、葬儀を終えたあとに事後報告する

迷った人には連絡する

連絡するべきかどうか、迷った相手には連絡しておくのが賢明です。

あとから葬儀について知ることで、「どうして教えてくれなかったの」「最期に故人様に一目見たかった」と、苦言を呈されることも少なくありません。場合によってはトラルブに発展する恐れもあります。

伝えるべきかどうか迷った相手には、まずはご逝去の事実、そして家族葬で行うために参列を辞退する旨を伝えましょう。

親族への連絡

身内や親族への連絡は速やかに行います。なぜなら、その大半が通夜や葬儀に参列してもらうこととなるからです。訃報を受け取った側は、参列のために会社を休み、時間を調整し、さまざまな準備をしなければなりません。相手への配慮の意味も込めて、少しでも早く葬儀の連絡をしましょう。

寺院への連絡

菩提寺(先祖代々の供養をしてくれているお寺)や葬儀を依頼したい寺院がある場合も早めに連絡します。寺院側も枕経(ご安置後すぐに執り行われる読経)や通夜、葬儀の準備をしなければなりません。

また葬儀の日程を決めるために、寺院の希望もあわせて確認しておきましょう。

友人、知人などご縁のあった方々

親族以外で、故人様と特に近いご縁のあった方々があれば、葬儀の連絡をします。参列を辞退する場合は事後報告とします。

会社

会社への連絡は、忌引き休暇の申請と、業務の引き継ぎの2つの点において重要です。

まずは早めに上司に一報を入れ、身内に不幸が起きたことを伝えます。迅速に連絡をしておくことで、部下が数日間会社を休まなければならないことを把握でき、会社側も落ち着いて対処できます。その後、葬儀日程が決まったら再度連絡をします。

忌引き休暇の申請方法は会社によって異なりますので、上司や総務課に確認します。また、休暇を何日間取得できるかも、自身と故人様との関係性によって異なるのであわせて確認しておきましょう。加えて、忌引き休暇中に業務が滞らないよう、きちんと引き継ぎをしておきます。

参列を辞退する場合はその旨も必ず伝えておきましょう。ひと昔前は会社の同僚の参列も珍しくありませんでしたが、最近では家族葬が増えているため、参列を辞退しても失礼には当たらないでしょう。

学校

学校へも、忌引きのための連絡をしなければなりません。保護者が担任の教師へ電話します。故人様との関係、葬儀日程と場所、何日間の忌引きとなるかを伝えましょう。

葬儀の内容によっては、学校側が参列を申し出ることもありますので、参列を受け入れるかどうかの方針もあわせて伝えておきましょう。

地域の方々

隣近所や自治会などへは、地域のしきたりにならって連絡します。昔からの慣習で、隣近所で葬儀のお手伝いをするところや、香典を出しあうところも少なくありません。

また、故人様を自宅にご安置する場合、人の出入りが多くなり迷惑をかけるかもしれません。隣近所に事前に伝えておくと丁寧な対応となります。

地域のしきたりが分からないのであれば、隣近所の中での年長者や自治会長などに尋ねましょう。

参列を辞退する相手には事後報告

事後報告は挨拶状の送付が最も丁寧です。まずは故人様が亡くなったこと、そしていつ葬儀を執り行ったかを記し、連絡が遅くなったことをお詫びし、生前のご厚誼に感謝する文面にします。また最近では、年賀欠礼(喪中ハガキ)を葬儀の事後報告にするケースも少なくありません。

ただし、特に大切にしなければならない相手であれば、葬儀を行う前にご逝去を伝えた上で参列を辞退する旨を伝えます。あるいは事後報告するにしても、電話をして丁寧に事情を話すのが賢明です。

葬儀連絡の方法

葬儀の連絡は、電話と、メールなどの文字情報を併用しましょう。

電話

電話のメリットは、「早く」「確実に」です。

ただし、葬儀日程や場所など、口頭での連絡だと誤った情報を伝えてしまう危険性があるため、まずは電話でご逝去を、その後メールなどで葬儀の詳細を伝えるのが良いでしょう。

メールやLINEなどのSNS

メールやLINEなどのSNSは、一度にたくさんの人に同じ情報を伝えられます。また、文字情報として記録が残るのも利点です。

葬儀日時、場所、会館へのアクセス方法、さらには供花や供物の申し込みなどの連絡の際にとても便利です。

ただし、相手によっては葬儀の連絡をメールやSNSだけで済ますことに対して不快感を示す可能性もあります。そうした相手へは、まずは電話で一報を入れておくのがよいでしょう。

葬儀連絡の文例

電話の場合(親族にご逝去を伝える)

●●●●(故人様)の長男の○○(ご自身)です。

本日早朝、父が息を引き取りましたので、まずは取り急ぎご連絡させていただきました。

これから病院への手続きなどを終えて、父を自宅に連れて帰ります。

葬儀の詳しい日程や場所が決まりましたら、またご連絡いたします。

もしも何かありましたら、私の携帯電話にご連絡ください。

番号は×××-××××-××××です。

よろしくお願いいたします。

電話の場合(親族に葬儀の詳細を伝える)

先ほどお電話した、●●●●(故人様)の長男○○(ご自身)です。

葬儀の詳細が決まりましたのでお知らせします。

お通夜は■月■日の夕方■時から、葬儀告別式は次の日■日の午前■時からです。

場所は□□町の□□□□斎場です。

葬儀は家族葬で行いますが、△△さんにはご参列いただけると父も喜ぶかと思います。

ご都合はいかがでしょうか?

電話の場合(関係者に参列辞退を伝える)

●●●●(故人様)の長男の○○(ご自身)です。

本日早朝、父が息を引き取りましたので、まずは取り急ぎご連絡させていただきました。

△△さまには父が大変お世話になり、本当にありがとうございました。生前のご厚誼に深く感謝申し上げます。

なお大変恐縮ですが、葬儀につきましては亡き父の意向により家族葬で執り行わせていただきます。

どうぞ、ご理解頂ければと存じます。

電話の場合(会社)

おはようございます。

本日早朝、父が息を引き取りました。

大変ご迷惑をおかけすることになりますが、忌引き休暇を申請できればと思います。

また、業務の引き継ぎについてはこのあと△△係長に連絡いたします。

お通夜は■月■日の夕方■時から、葬儀告別式は次の日■日の午前■時からです。

場所は□□町の□□□□斎場です。

ただこのたびの葬儀は、父の意向もあり家族葬で行います。

ご弔問や御香典はご辞退させていただきます。

もしも何かありましたら、私の携帯電話にご連絡ください。

番号は×××-××××-××××です。

よろしくお願いいたします。

メール(葬儀の案内)

件名:【訃報】○○○○(故人様)他界のお知らせ

突然のメール、失礼いたします。

●●●●(故人様)の長男○○(ご自身)です。

本日早朝に、父○○が他界いたしました。

享年〇〇歳でした。

生前のご厚誼に深く感謝し、謹んで通知申し上げます。

通夜および葬儀・告別式は仏式にて下記のとおり執り行います。

ご多忙とは存じますが、ご参列いただけますと父も大変喜ぶかと存じます。

ご都合許すようでしたら、父を見送っていただければ幸いです。

通夜:■月■日の夕方■時より

葬儀告別式:■月■日の午前■時より

会場:□□□□斎場(住所や連絡先、斎場のURLなどを記載)

形式:仏式

本来であれば直接お伝えすべきところ、

メールにてのお知らせになりましたことをご容赦ください。,

なにかございましたら、私の方へ直接ご連絡ください。

喪主○○○○

携帯電話番号:×××-××××-××××

メール(葬儀の事後報告)

件名:【訃報】○○○○(故人様)他界のお知らせ

突然のメール、失礼いたします。

●●●●(故人様)の長男○○(ご自身)です。

去る令和■年■月■日に、父が他界いたしました。

享年〇〇歳でした。

生前のご厚誼に深く感謝し、謹んで通知申し上げます。

葬儀告別式につきましては近親者のみで家族葬として相済ませました。

なお、誠に勝手ではございますが今後におきましても弔問、香典、供物、弔電はご辞退申し上げます。

本来ならば直接ご挨拶申し上げるべきところではございますが、略儀ながら書中をもってお知らせいたします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

故人様のご逝去の事実を、ご縁のある方々に伝えるのは喪主としての大切な務めです。

しかし同時に、家族葬を行う上では、参列してほしい人、参列を控えてほしい人をこちら側で線引きしなければならないために頭を悩ます人も少なくありません。

この記事を読んでいただいたことで、少しでも喪主様の悩みが軽減され、納得のいくお葬式につながれば幸いです。

1つ星2つ星3つ星4つ星5つ星 (1 投票, 平均: 5.00 / 5)
読み込み中...

記事の制作・編集株式会社よりそう

よりそうは、お葬式やお坊さんのお手配、仏壇・仏具の販売など、お客さまの理想の旅立ちをサポートする会社です。

運営会社についてはこちら

※本記事の情報正確性等につきましては、細心の注意を払っておりますが、いかなる保証もするものではありません。特に宗教、地域ごとの習慣や個別の事情によって考え方や対応方法が異なることがございます。掲載情報は、ご自身の責任と判断においてご利用ください。情報の利用によって何らかの損害が発生した場合でも、当社は一切の責任を負いません。本記事に掲載の提供情報は、法的アドバイスの提供を目的としたものではありません。

お葬式の準備がまだの方

事前の資料請求などでお葬式費用が最大3万円引※1

無料相談ダイヤル

相談員がお客さまによりそいサポート

些細と思われることでもお気軽にお電話を

  • 24時間365日対応
  • 通話・相談無料

詳しい資料をお届け

お葬式費用・流れなどの基本を解説

さらに!お葬式読本をプレゼント

無料資料請求するかんたん入力45秒

  • ※1 申込前日までに資料請求とあんしん準備シートを記入、会員限定の家族葬割引額

はじめてでも安心 お葬式事前準備に役立つサービス

費用を抑えたい方はこちら

お葬式の知識を得たい方はこちら

web上でも、役立つ情報を配信しております

おすすめピックアップ記事