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初七日法要の意味・行う時期・香典・お供え・お返しについて

  • 2024年12月03日

初七日とは何か。その意味や数え方、最近多く見られるスタイルである、繰り上げ初七日法要と繰り込み初七日法要の違い、香典の目安・相場やお供え、お返しの品物にいたるまで、詳しく紹介します。

記事の監修

人はなぜ弔い、弔われるのか、葬送儀礼を意味のある営みとして理解し、私たちは次世代へ伝えていきます。葬送儀礼マナー検定実施中。

初七日の意味

初七日とは、故人が浄土へ向かえるよう、ご逝去当日から数えて7日目に行う法要の事を言います。本来はお亡くなりになられてから、7日目にあたる日に行われる法要なのですが、現在では「繰り上げ初七日法要」や「繰り込み初七日法要(式中初七日法要)」という形で葬儀当日に行うことが多くなってきました。

初七日の読み方

初七日は、「しょなのか」や「しょなぬか」と読みます。元々「なぬか」と読まれていたそうですが、最近は「なぬか」が転じて「なのか」と読まれる事も多くなってきていますので、「しょなぬか」でも「しょなのか」でもどちらでも良いとされています。

初七日の数え方

一般的に初七日は、ご逝去当日から数えて7日目を指しますが、地域によってはご逝去の前日から数えて7日目を指す場合もあり、地域によって異なります。

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最近多い葬儀当日に行う初七日法要のスタイル

近年は働き方やライフスタイル・居住地域も多様化してきています。仕事で転勤になる事もあるでしょう。本来は、ご依拠当日から数えて7日目に行う法要でしたが、最近では、葬儀当日に行う「繰り上げ初七日法要」や「繰り込み初七日法要(式中初七日法要)」が多く、これらのスタイルで行う事が一般的になってきています。

繰り上げ初七日法要とは?

繰り上げ初七日法要(繰り上げ初七日・繰り上げ法要)とは、本来、ご逝去当日から数えて7日目に行う法要を、火葬の後に、繰り上げて行う初七日を言います。
近年では、ライフスタイルや生活する地域の多様化などに伴い、ご逝去当日から数えて7日目の予定を仕事などがあり調整できない方も多々おられます。そのため、初七日法要を繰り上げて行うようになってきました。

多くの場合、葬儀・告別式・火葬・繰り上げ初七日を一日かけて当日中に行う事がほとんどです。ただ、葬儀が午後の場合は翌日に火葬を行い、繰り上げ初七日を行う事もありますし、地域によっては、葬儀前に火葬を行う先火葬をされる地域もあります。このように必ずしも、葬儀・告別式の当日であったり、火葬後に行う法要を繰り上げ初七日法要と定義できない場合もあります。

▼詳しい内容と手配方法▼

繰り込み初七日法要(式中初七日法要)とは?

繰り込み初七日法要(式中初七日法要)は、葬儀の式中に行う初七日法要を言います。つまり、葬儀・告別式・初七日法要という流れで一緒に行われる初七日法要を言います。先火葬を行うなど特別な事情が無ければ、繰り上げ初七日法要とは異なり、火葬の前に行う事になります。

火葬後に食事の席を設けず散会する場合や、僧侶の都合で時間がとれない場合などでも組み込み初七日法要であれば参列できますので、近年では、この繰り込み初七日法要が選ばれる事が増えてきています。

初七日法要の香典の目安・相場

葬儀・告別式の香典の相場については、こちらの記事をご参考ください。

また、従来の慣習通り、ご逝去の7日後に行われる場合は、法要の食事(お斎)が振る舞われる場合がほとんどです。地域や葬儀の規模によっても異なりますが、一人あたり3000円~4000円くらいの会席料理が振る舞われるのが一般的です。食事も考慮して金額を決めておくと良いでしょう。

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初七日法要のお供え

繰り上げ・繰り込み初七日法要に参列される場合は、特に必要ありません。
従来の慣習通り、ご逝去の7日後に行われる場合は、7日目までにいただいたものをお供えします。
また、お供えものを持参する場合は、2000円〜5000円までのあまり高価なものにならないようなお供えものをするのが一般的です。

初七日法要のお返しの金額・品物

初七日法要のお返しの金額は、いただいた香典や品物の2分の1から3分の1を目安に考えると良いでしょう。
また、品物は、使い切れるもの・食べてなくなるものを選ぶように心がけましょう。

なお、初七日法要のお返しは、香典返しと同様、四十九日の法要が終わってから(つまり忌明けをしてから)送るのが一般的なマナーです。

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まとめ

慣習通り、初七日が行われる場合には、喪主側も参列者側も様々な準備が必要となりますし仕事の調整も大変になってきます。特別な事情がない限りは、繰り上げ初七日や繰り込み初七日で、葬儀・告別式と一緒に、行う事を検討しましょう。

監修者のコメント

亡くなった日を一日目と数えて七日目に行う法要を初七日法要といいますが、葬儀・告別式、火葬の日と日程が近いこと、改めて集まることが難しいという理由で、火葬後の還骨法要と初七日法要を済ませてしまうことが多くなりました。最近は、式中に初七日法要まで済ませてしまう組み込み初七日法要が増えています。

初七日法要に関するよくある質問

初七日の読み方を教えてください。
初七日は、「しょなのか」や「しょなぬか」と読みます。元々「なぬか」と読まれていたそうですが、最近は「なぬか」が転じて「なのか」と読まれる事も多くなってきていますので、「しょなぬか」でも「しょなのか」でもどちらでも良いとされています。
初七日の数え方を教えてください。
一般的に初七日は、ご逝去当日から数えて7日目を指しますが、地域によってはご逝去の前日から数えて7日目を指す場合もあり、地域によって異なります。
繰り上げ初七日法要とはなんですか?
繰り上げ初七日法要(繰り上げ初七日・繰り上げ法要)とは、本来、ご逝去当日から数えて7日目に行う法要を、火葬の後に、繰り上げて行う初七日を言います。
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