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御嶽教は神道の宗派の一つですが、国内で5万人程度の信者しかいないことから、その内容を詳しく知っているという人はそれほど多くはないようです。そこで、今回はこの宗派への理解を深めることができるよう、御嶽教とはどのような教団であるのかを見た上で、教祖や教義、葬儀のスタイルについて概要をご紹介していきます。
御嶽教は神道十三派と言われる神道の宗派の一つで、下山応助によって19世紀の後半に創設されました。その名の通り、御嶽山を信仰対象としており、この山にゆかりのある国常立尊(くにのとこたちのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)という三柱の神々を一体として御嶽大神と称し、奉斎しています。
御嶽教はもともとが山岳信仰から派生したということもあり、特定の教祖が存在していないという特徴があります。その教義は、人間の霊魂は聖なる山である御嶽山から生を受けてこの世に誕生するが、死後には再び御嶽山の神のもとに帰るという伝統的な御嶽信仰に基づいており、御嶽大神を祀り、真心をもって奉仕することを旨としています。
その教義が明確に表れているのが「朝は希望に起き 昼は努力にいきる 夜は感謝に眠る」という御嶽教三教言と呼ばれる教えです。これ以外にも、御嶽教には七五三の教えと言われる三教律、五教言、七行道などが存在しています。
御嶽教をはじめとする神道では、葬儀は死者の霊魂を鎮めて家の守り神となってもらうために行う儀式であると考えられています。そのため、信者が亡くなるとその死を大神に報告する帰幽奉告という儀式が執り行われ、通夜祭や遷霊祭を経て、翌日に本葬にあたる葬場祭が行われます。その後、火葬を行うというのは一般的な葬儀の場合と同様です。
ご紹介したように、御嶽教は日本有数の山である御嶽山を信仰対象としている神道の宗派です。伝統的な山岳信仰と神道の教えが組み合わされた御嶽三教言や七五三の教えといったユニークな教義を有しているのが特徴ですが、その葬儀方式は一般的な神道の場合とそれほど違いはないため、参列する場合にはそれほど心配する必要はないでしょう。
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