小林麻央さんの葬儀・お別れの形 神道(神式)でお別れ 一年後に偲ぶ会
- 2021年07月20日
お葬式手配の「よりそうお葬式」
がんと闘病しながらブログで日々の出来事を発信し続けた小林麻央さん。
夫の市川海老蔵さんも日々ブログを更新し、逝去当日に記者会見を行うなどオープンに公表してきたイメージがあります。
しかし、葬儀などお葬式に関する儀式は近親者のみで全て行われ、市川海老蔵さんがブログで、儀式終了のみを事後報告するという形で公になり、情報の詳細は伏せられています。
この記事では、日本古来の伝統的な神式で行われた小林麻央さんの葬儀や偲ぶ会についてまとめ、ご紹介しています。
目次
小林麻央さんプロフィール
小林 麻央(こばやし まお)
本名・堀越 麻央(ほりこし まお)。旧姓・小林。
来歴
1982年7月21日生まれ。新潟県生まれ、東京育ち。
上智大学在学中、日本テレビ系「恋のから騒ぎ」に姉の麻耶と出演。
2003年フジテレビ系「めざましどようび」お天気キャスター。
2008年12月 キャスターを務めていた日本テレビ「NEWS ZERO」のインタビューで歌舞伎俳優の市川海老蔵さんと出会う。
2010年3月 市川海老蔵さんと結婚。
2011年7月 長女・麗禾(れいか)さん 2013年3月に長男の勸玄(かんげん)さんを出産。
2016年6月 夫の市川海老蔵が会見し、小林麻央さんの乳がん発症を公表。
同年9月 小林麻央さんがブログを開設。
2017年5月 在宅医療へ。最後のブログ更新は20日。
2017年6月 自宅で逝去(享年34歳)
小林麻央さん、最期の様子
2017年6月22日の夜、都内の自宅で逝去した小林麻央さんの最期の様子を市川海老蔵さんが公表しています。
22日夜に麻央さんの母から市川海老蔵さんへ連絡があり、稽古を切り上げて帰宅。
見守るなか、麻央さんは「愛している」と一言を言って旅立ったことを明かしました。
逝去当日に報告を行った市川海老蔵さん
2017年6月23日朝のブログで「人生で一番泣いた日です」「マスコミの方々もお察しください」と書き込んだ市川海老蔵さん。
さらに「どんな事があろうと、舞台。役者になるとはそういう事なのかもしれません」と続けていました。
そしてその日も歌舞伎の舞台に出演。
その昼公演では、小林麻央さんの逝去を感じさせない演技を見せたそうです。
歌舞伎の昼公演を終えてから、記者会見に出席し小林麻央さんが逝去したことを改めて報告しました。
涙ながらに最後の瞬間を話し、幼いお子さん2人の様子も次のように明かしました。
「(麗禾ちゃんは)昨日はずっと麻央のそばを離れませんでした。そして、彼女の横で、ずっと寝ると言っていました。」
「勸玄はわかっているんですが、わかっていないところもあって、今日の朝も麻央の横になっている所に2人が麻央の顔を触ったり足をさすったり、手を握ったり。」
涙を見せながらも気丈に、麻央さんとのかけがえのない時間を振り返っていました。
小林麻央さんのお別れの形
小林麻央さんの葬儀に関連することは、婚家である堀越家が神道神式でお葬式を指す「神葬祭(※)」で行われました。
儀式の数が多い事や個人の霊魂を一家の守護神、氏神として祀るという特徴があります。
通夜祭、遷霊祭(せんれいさい)、みたまうつしの儀
仏式の通夜にあたるものが通夜祭、遷霊祭(せんれいさい)です。
お通夜にあたる通夜祭、家族や親族のみが参列する遷霊祭ですが、最近はまとめて一連の儀式とするようです。
遷霊祭(せんれいさい)は御霊遷し(みたまうつし)の儀とも呼ぶ場合もあります。
故人の御霊を遺体から霊璽(れいじ)(※)に移します。
神道では、神社では葬儀を行わず、斎場か自宅で行います。
(※)霊璽とは仏式の位牌にあたるもの。
小林麻央さんの場合は6月25日に近親者のみで行われました。
長女・麗禾さん、長男の勸玄さんの子ども2人も参列したことを海老蔵さんがブログで報告しています。
自宅で行われたのではないかと推測されているようです。
葬場祭(そうじょうさい)
仏式でのお葬式にあたるものが葬場祭です。
葬場祭に引き続き、告別式を行うのが一般的です。しかし、小林麻央さんの場合は6月26日に近親者のみで行い、一般の弔問などは受け付けていませんでした。
いわゆる密葬にあたります。
出棺と火葬にあたる出棺祭、火葬祭も引き続き行われたとみられます。
市川海老蔵さんがブログで、ベトナムまで行って採掘しネックレスにして痲央さんに贈った「ベトナムルビー」と勸玄くん初の隈取り、海老蔵さんの隈取りを棺に納めたことを伝えました。
納骨までの間、ご自宅で家族とともに
本来は火葬後、埋葬祭で納骨するものですが、近年では遺骨を家に持ち帰って後に納骨することが増えています。
小林麻央さんも同様に行われました。
2017年9月5日、市川海老蔵さんのブログで「本日、納骨と七十五日祭 滞りなく 終える事が出来ました。」と明かしています。
1年後の「小林麻央さんを偲ぶ会」
小林麻央さんの逝去からちょうど一年となる2018年6月23日、都内ホテルのパーティー会場で「小林麻央さんを偲ぶ会」が開催されました。
ご家族の市川海老蔵さん、麗禾ちゃんと勸玄くん、姉の小林麻耶さん、「NEWS ZERO」で共演した櫻井翔さんや「めざましどようび」で一緒に仕事をした伊藤利尋アナ、歌手の大塚愛さん、平原綾香さんなど芸能関係者やテレビ局関係者が300人ほど出席したようです。
司会はTBSアナウンサー、安住紳一郎さんが務めて平原綾香さんが故人の結婚式で歌った代表曲「Jupiter」を披露しました。
姉の麻耶さんが挨拶した後、麻央さんの34年の歩みが映像で流されました。
海老蔵さんも初めて見る映像もあり、ご家族は涙を流されていたそうです。
海老蔵さんは「本当だったら通夜や告別式のタイミングでやらないといけなかったけれど、気持ち的に余裕がなかった。1年たった今だからこそ開けた。」と参列者に感謝していたそうです。
「我慢して、悲しいと思うことを避けて通ることが多かった。でも、あの会は我慢しなくてもいい時間で、1年の節目に人前で悲しむことが素直にできた。」とも話しています。
小林麻央さんの葬儀・お別れの形
小林麻央さんの偲ぶ会の翌日、市川海老蔵さんと勧玄くん、麗禾ちゃんは長野県の志賀高原で、麻央さんと相談して始めたという植樹イベントを行いました。
植樹後には「食べられない麻央のために作った野菜スープで、カレーを作った。」と海老蔵さん特製のカレーが振る舞われました。
参加者は、小林麻央さんと海老蔵さんや幼い子供たちの強い愛情や絆を感じたことでしょう。
最後まで美しく、愛にあふれて生きた小林麻央さん。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
人生の最後を考える:終活のすすめ
様々な分野で活躍し、人生を駆け抜けた著名人のお別れの形をロールモデルとして様々紹介していますが、死はいずれ誰しもに訪れることです。
ご自身や家族が突然のお別れになってしまわないとも限りません。
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