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家族葬の受付は誰がやる?仕事内容や依頼の仕方を解説

家族葬の受付は誰がやる?仕事内容や依頼の仕方を解説
  • 2024年11月28日

家族葬の受付は誰がやるのか、迷ってしまう人もいるかもしれません。

基本的に家族葬の受付は「誰がやる」と決められているわけではありませんが、血縁者以外に依頼するのが一般的です。

この記事では、家族葬で受付は必要なのか、誰がやるのか、仕事内容、依頼の仕方、必要なもの、服装について詳しく解説します。

家族葬の受付について知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

家族葬で受付は必要?

家族葬で受付は必要?

家族葬は小規模の場合、受付設置の必要性は低いですが、中規模から大規模の場合は必要となります。

ここでは、家族葬における受付の必要性について詳しく解説します。

記帳を行う場として設置しておきたい

家族葬の受付は、記帳を行う場として設置するのが望ましいです。お葬式の受付は単に挨拶する目的だけでなく、芳名帳に記帳する役割があります。

招待した参列者と実際に参列した人を照らし合わせるためにも芳名帳への記帳は必要となるため、原則として家族葬でも受付を設置しておくのが安心でしょう。

小規模だと受付設置の必要性は低い

完全に身内だけで行う小規模(数名程度)な家族葬の場合、受付設置の必要性は低いです。

芳名帳は参列者の氏名と住所を記帳していただくためのものですが、身内のみが参列する家族葬の場合は特に記帳してもらわなくても把握できます。

挨拶をするとしても身内しか参列しない場合、受付を特別に設ける必要はありません。

ただし、正式な形式としてお葬式を執り行いたいのであれば、別途に受付を設置し、参列していただいたご家族に記帳してもらった方が良い場合もあります

中規模から大規模の場合は必要

身内の他に故人さまと交流のあった知人や友人が参列する、中規模(20-30名程度)から大規模(30名以上)な家族葬の場合、受付は必要となるでしょう。

ご家族の情報は把握できていても、知人や友人の氏名や住所まで把握できていないケースは多く見られます。

芳名帳に氏名と住所を記帳していただくことで顔と名前が一致することもあるため、ご家族以外の人が参列する家族葬の場合は受付を設置するのが良いでしょう。

家族葬の受付は誰がやる?

家族葬の受付は誰がやる?

家族葬の受付は「誰がやる」と決まっているわけではありませんが、血縁者以外にお願いするのがマナーです。

ここでは、家族葬の受付の依頼先について詳しく解説します。

一般的に誰がやるかは決まっていない

家族葬の受付は、一般的に誰がやるか決まっていません。故人さまのいとこが行ったり、知人・友人が行ったりと状況によって変わります。

ただし、直系のご家族は遺族席に座るため、受付の仕事を行うのが物理的に難しいです。

故人にとってもご家族から送り出されるのが何よりの供養となるため、可能であればお葬式の進行に影響しない人を選出するのが良いでしょう。

葬儀の受付は誰がやるのかについては以下でも解説しています。

基本的には血縁者以外にお願いする

家族葬の受付は、基本的には血縁者以外にお願いします。故人さまの配偶者、子、孫のような直系のご家族は遺族席に座るため、血縁者ではない人に任せるのが望ましいです。

生前に仲が良かった知人・友人の他、いとこなどや血縁関係が離れている人にお願いするのが良いかもしれません。

葬儀社のスタッフに任せるのも可能

もし誰も頼めそうな人がいない場合は、葬儀社のスタッフに任せましょう。

あらかじめ葬儀社のスタッフに伝えておけば、喪主やご家族が手を離せない場面で受付が不在にならないよう対応してもらえます。

家族葬の受付は参列者の数が限られていますが、お葬式が始まると喪主やご家族は終わるまで手が離せない状態となるため、葬儀社のスタッフに任せるのが望ましいです。

両親・兄弟姉妹だけなら不要

10人未満など限られた人数で行う家族葬の場合(両親・兄弟姉妹でお葬式を執り行う場合)は受付の設置は不要です。

人数が限られている場合は挨拶・香典ともに喪主に直接お渡しすれば済むため、参列者があまりいない場合は受付を設けなくても問題はありません。

参列者全員が顔なじみであれば、受付がなくても十分対応できるでしょう。

受付の仕事内容

受付の仕事内容

受付の仕事は、参列者への挨拶、香典金額の記帳、芳名帳への記入案内など多種多様です。

ここでは、受付の仕事内容について詳しく解説します。

参列者への挨拶

お葬式の受付は、まず参列者への挨拶を行います。受付として立つ場合は故人さまのご家族側という立場となるため、来ていただく側としてのお声かけが求められます。

参列者が見えたら「本日はお越しいただきありがとうございます」と丁寧に伝え、参列者が故人さまのご家族の場合は「この度は心よりお悔やみ申し上げます」と一言添えます。

雨が降っている場合は「お足元の悪い中」と付け加えるのがマナーです。その他、相手から何か話を振られたら丁寧な言葉遣いで受け答えしましょう。

香典金額の記帳

参列者が香典を取り出したら「お預かりします」と一言添えて受け取り、香典金額を記帳しましょう。相手が供花や供物、弔電を持参しているときはこのときに香典を受け取ります。

香典は必ず一礼して両手で受け取り、参列者が芳名帳に書いた氏名と住所が香典袋の記載内容と違いないか確認してから会計係に渡すようにしてください。

芳名帳への記入案内

芳名帳への記入案内では「恐れ入りますが、こちらにご氏名とご住所のご記入をお願いいたします」と伝えてください。

参列者が会社関係者の場合で、上司の代理で香典を持参されている場合は会社名・会社の所在地・上司の氏名・(代)参列者の順番で記入してもらいます。

会社の代表として参列されている場合は会社名・会社の所在地・代表・代表者の氏名の順番で記入してもらうことになるため、適宜促します。

参列者が迷っているようであれば、どこに何を書くのかさりげなく誘導しましょう。

返礼品を渡す

芳名帳に記帳いただいたら「こちらはお礼の品でございます」と返礼品を渡します。返礼品は香典返しとは別物で、参列者全員に同じ品物を用意するのが一般的です。

基本的にはお葬式が始まる前、終わった後のどちらで渡しても良いため、お葬式の形式に合わせて準備しておくのが良いでしょう。

最近では香典返しをお葬式当日に渡す「即返し」で対応することもあるため、受付を頼まれた人は喪主・ご家族と相談して事前に渡すタイミングを決めておくのが望ましいです

荷物を預かる

参列者が傘やコートなどの荷物を持っている場合は、受付で預かります。

荷物が何もない場合はお声かけは必要ありませんが、何か荷物を持っている場合は受付の方から「お預けになるお荷物はございますか」と確認します。

荷物を渡されたら預かり札を渡し、クロークで保管します。預かった荷物は紛失しないよう、適切に管理するようにしましょう。

なお、参列者によっては手荷物しか持ってきていない場合もあるため、柔軟な対応が求められます。

式場を案内する

返礼品を渡して荷物を預かったら「式場はあちらです」と案内します。参列者のなかにはお葬式に不慣れな人やお手伝いが必要な人がいるため、都度様子を見ながら付き添うのも受付の仕事となります。

人によっては喫煙所やトイレの場所などを聞かれることがあるため、適宜案内できるよう式場内の間取りは事前に把握しておきたいです。

式場を片付ける

無事にお葬式が完了したら、式場を片付けて受付の仕事は終了です。

式場の片付けは葬儀社のスタッフが行ってくれますが、香典や返礼品、荷物などは受付が最後まで責任をもって対応します。最終的には喪主・ご家族に引継ぎして、何もトラブルがなければ終了します。

受付の依頼時のマナー

受付の依頼時のマナー

喪主やご家族が第三者に受付を依頼する際、マナーを守りたいです。

ここでは、受付の依頼時のマナーについて詳しく解説します。

あらかじめ要件を伝える

受付を依頼する際は、本人にあらかじめ要件を伝えておきましょう。「家族葬の受付をお願いしたい」と事前に伝えておくことで、相手も準備できます。

家族葬の場合は比較的仕事内容も限られますが、初めて受付をする人にとってはわからないことだらけなため、何をしてもらいたいか具体的に伝えることが肝心です。

お願いする内容を明確に伝える

受付を任せる人に対しては、お願いする内容を明確に伝えてください。

「参列者に挨拶してほしい」「香典を受け取ってほしい」「芳名帳への記帳を促してほしい」など、具体的に仕事内容を伝えておくことで相手も対応しやすくなります。

単に「受付をお願いしたい」とだけ伝えても、初めての人は何をすれば良いのかわからないため、やってもらいたいことを細かく伝えるのが重要です。

やってくれた人にお礼を渡す

受付をやってくれた人には、お礼を渡すのがマナーです。

家族葬の受付の仕事は限られるものの一般葬と同様にお礼を渡すのがマナーで、特別な理由がない限りは現金でお渡しします。金額について決まりはありませんが、数千円が相場です。

なお、家庭や地域によっては現金ではなく物品を渡すこともあるため、同じく数千円分の品物をお渡しするようにしましょう。

お礼を渡す際は無地の封筒に「御礼(目上の人)」「寸志(目下の人)」と表書きし、手渡しします。

受付を行う際に必要なもの

受付を行う際に必要なもの

受付を行う際に必要なものとしては香典受け、筆記用具、芳名帳、ネームプレートなどの準備が必要です。受付に必要な準備物は基本的に葬儀会社が手配してくれることが多いですが、自分でも筆記用具や袋など、用意しておくといざというときに安心です。

ここでは、受付を行う際に必要なものについて詳しく解説します。

香典受け

香典受けは、文字通り香典を受け取るときに必要となるものです。受け取った香典をそのまま置いておけないため、香典受けを用意しておきます。

参列者から香典を受け取ったら香典受けに入れ、大切に保管しましょう。家族葬のように参列者が限られていて10人未満となりそうな場合は香典受けも不要に思えますが、念のため置いておくのが望ましいです。

香典受けがあれば受け取ったものをそのまま喪主やご家族にお渡しできるため、紛失するリスクを抑えられます。

筆記用具

筆記用具は、芳名帳への記入で必要となります。葬儀社に任せる場合は葬儀社が筆記用具を用意してくれますが、念のため受付する人も持参しておくと安心です。

芳名帳

芳名帳は、葬儀社が準備してくれるため、受付を任された人が用意する必要はありません。

お葬式をする側で参列するのが初めての人は、そもそも芳名帳がどのようなものなのかわからない場合も多いでしょう。したがって、自分自身でも芳名帳については確認しておきたいです。

最近では御芳名カードと呼ばれるカードタイプのものもあるなど、お葬式の形式によって芳名帳の形式も変わるため、喪主・ご家族に相談しておくのが良いです。

ネームプレート

番号札やネームプレートを用意しておけば、参列者の手荷物を預かる際に誰のものなのか判別しやすくなります。

式場によっては預かり札を用意しているところもありますが、何も用意していないところもあるかもしれないため、念のため番号札やネームプレートを用意しておくと受け渡しがスムーズです。

知人・友人が参列するなど、故人さまのご家族以外の人が参列する家族葬では、よりネームプレートが役立つでしょう。

メモ

メモを用意しておけば、何か伝言を頼まれたときに安心です。受付が参列者から伝言を任されることは稀ですが、たまに「喪主・ご家族に伝えておいてください」と頼まれることがあります。

他にもメモしておかないと忘れてしまいそうなことを頼まれるかもしれないため、すぐメモできるようにしておきましょう。

受付を行う人の服装

受付を行う人の服装

葬儀で受付係を担当する際の服装は、お葬式に参列する場合の服装に準じます。つまり喪服です。男性は黒のスーツ、女性は黒のワンピースで構いません。肌の露出は抑え、光沢があるものは避けましょう。

  • 黒のスーツ
  • 黒のワンピース

男性は礼服用のブラックスーツに黒のネクタイ・靴下・革靴を着用し、アクセサリーは結婚指輪のみにします。

女性は黒のワンピースの他、アンサンブルやスーツでも問題ありません。肌の露出の少ないブラウスや黒のカットソー、ストッキングや靴も黒のものが良いです。ネイルやメイクをする際は、派手にならないよう落ち着いたものにしてください。

なお、男女共通で殺生を連想させる革製品、お葬式に相応しくない光沢のある装飾品は避けるのがマナーです。貴金属や宝飾品など、煌びやかなものも避けます。

受付の服装は厳密なルールが設けられているわけではないですが、お葬式の場に相応しいものを選ばなければいけません。

肌の露出は避けて節度ある服装にするなど、必要最低限のマナーを守って対応することが求められます。

まとめ

家族葬の受付は、誰がやるのか決まっているわけではありません。

ただ、故人さまの血縁者はお葬式で遺族席に座ることになるため、受付はいとこもしくは知人・友人が行うのが一般的です。

基本的に家族葬の受付は一般葬と比べて仕事も限られていますが、いくつかやらなくてはならないことがあるため、事前に確認しておきたいです。初めて受付を任された人は、何をすべきなのか今一度チェックしておきましょう。

なお、喪主・ご家族としてお葬式を手配する人は、形式について考慮しておくと安心です。

お葬式には、家族葬の他にも一般葬、一日葬、火葬式(直葬)などがあり、ご予算に合わせてお選びいただくことができます。

よりそうお葬式は家族葬を中心に展開しており、「二日プラン」「一日プラン」などご要望に応じて幅広いプランを用意しております。

他にもコストを抑えられる火葬式(直葬)に対応しているため、お葬式の手配をご検討されている方は、一度お問合せください。当社は受付に対応できるスタッフも手配できるため、ご相談の際にお申し出いただけると幸いです。

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