遺骨が宝石やガラス細工に!?輝き続ける手元供養
- 2022年08月27日
クレジットカード払いにも対応
大切な方の遺骨や遺灰を手元に置いて供養することを「手元供養(自宅供養)」と言いますが、手元に置く方法は様々です。
骨壷に入れる、ペンダントや指輪の中に遺灰を入れることは知られていますが、実は、遺骨を使って宝石やガラス細工にもできるのです。
どうのようにして宝石になるのか不思議に思われるかと思います。
こちらでは、遺骨を使って宝石にする方法や値段について詳しくご紹介していきます。
目次
手元供養としてのジュエリーの種類
手元供養としてのジュエリーには大きく分けて二種類あります。
ひとつは、リングなどのくぼみに遺骨を入れ、リングと同じ材質で蓋をする方法。
この方法は米粒ほどの遺骨や毛髪があれば可能です。
もうひとつは遺骨自体をダイヤモンド等のジュエリーとして加工する方法です。
どちらの方法も大切な存在といつも一緒にいられるよう、ジュエリーとして身につけ手元で供養することを考えられたものになります。
遺骨を宝石やガラス細工にする新しい手元供養
日本においてはメジャーな方法ではない、遺骨を宝石やガラス細工にする方法は、新しい手元供養の方法となります。
まだ情報が少ない手元供養の方法ですが、どのような宝石になるのか、どこに注文したら良いのか、そして金額はどのくらいかかるのかなど、気になることについて説明していきます。
宝石になる遺骨の種類と価格相場
遺骨から宝石を作ること自体、信じ難いことかもしれません。
しかし、技術の進化により可能になり、アクセサリーとして持つことができるようになったのです。大切な方と片時も離れずに一緒にいたいと思われている方に、お勧めしたい供養方法です。
以下で宝石の種類と価格の相場についてご紹介しますので、ぜひ、参考にしてください。
遺骨ダイヤモンド
アメリカの会社が初めて遺骨ダイヤモンドの販売を始めてから、現在は、アメリカ以外でも、日本、スイス、英国など複数の国の会社が制作を行なっています。
遺骨ダイヤモンドは、遺骨の色によって出来上がる色が異なるという神秘的で、とても美しい宝石で、とても人気があります。依頼先によっては、指定した色に加工してもらうこともできます。
以前は、海外に遺骨を送って制作してもらう以外方法がありませんでしたが、現在は日本国内でも制作してもらうことができるようになり、少しずつ身近なものになってきています。
金額は、カラットやカットの方法、また、原石での受け取りかジュエリー加工をお願いするかによって変わってきます。相場としては、0.2カラットのスタンダードカットのダイヤモンドを原石で受け取る場合、30万円代〜40万円代となります。
遺骨真珠
遺骨ダイヤモンドに比べて、金額的に安く制作することができます。 ダイヤモンドと異なるのは、遺骨真珠を制作しているのが日本国内ということです。三重県の伊勢志摩にある会社が、国内で遺骨真珠の制作・販売を始めたのが遺骨真珠の始まりです。
遺骨ダイヤモンドの販売が1粒単位であるのに対して、遺骨真珠は平均3個〜10数個が手元に届きます。制作の過程においても、家族が生産者と一緒に真珠を育てていきます。
金額は、加工を施さない生珠で受け取りの場合、250,000円となります。粒の数によって金額が変動することはありませんので安心です。
遺骨リング
「遺骨リング」とは、遺骨をリング(指輪)に封入して作ったリングのことを指します。
国内での制作が可能で、制作所もたくさんありますので、デザインなどお好みに合わせて決めることができます。使用する遺骨の量は、封入量によって異なります。封入量は、リングの大きさやデザインによって変わってきます。
遺骨リングの制作は、事前にサンプルなどでデザインを決めてから行いますので、手元に届いた時に、希望に沿ったリングを手にすることができます。
遺骨リングの特徴としては、デザイン性の高さにあります。外見は普通のアクセサリーに見え、遺骨が封入してあることは分からないほどです。
金額は、リングのデザイン料やリング自体の素材で変わってきます。相場としては、4万円台から10万台位の物を選ばれる方が多いようです。制作期間は平均1ヶ月となります。
遺骨ペンダント
遺骨ペンダントは、ソウルジュエリーとして、手元供養品の中でも一番人気のある形です。遺骨リングと同様、ペンダントの中に遺骨を封入するタイプとなります。
国内での制作が主流で、事前に色や形をサンプルで確認してからの制作となりますので、とても安心です。
金額は、デザイン料、ペンダントの素材(宝石)の種類、大きさにより異なります。 相場としては、1万円台〜数十万円となります。
遺骨を宝石にするときの制作期間
遺骨を宝石にするときの制作期間として、遺骨で宝石を製作する場合は半年前後、封入するタイプの場合は1ヶ月〜3ヶ月が平均的な期間となります。
遺骨を宝石にするときの注意点
遺骨を宝石にする場合の注意点は、以下の通りとなります。
紛失に気をつけましょう
原石のまま、もしくはアクセサリにした場合、どちらの場合でも紛失には気をつけましょう。 特に、ペンダントやネックレス、イヤリング、ピアスなど、付けていることを忘れてしまうアクセサリーの場合、気が付いたらチェーンが切れていた、落ちてしまっていたということあります。
ネックレスチェーンの劣化の進捗は、使用年数や使用頻度により異なります。定期的にお手入れをすることで未然に防ぐことができます。
大切なペンダントやネックレスに話しかけながらお手入れをすると、お手入れの時間がとても楽しい時間なりますので、お勧めです。
自分が亡くなった後の取り扱いについて明確にしておきましょう
ご自身が亡くなられた後、どのようにするか事前に決めて、家族の方に話をしておくことをお勧めします。
故人といつまでも一緒にいたいという思いから、棺桶の中に入れて火葬を希望したいところですが、火葬時に棺桶に入れて良いのは燃えるものだけとなっていますので、注意が必要です。
制作前に家族や親族の方と話して、了承を得ておきましょう
遺骨の一部を持ち歩くということ自体、日本においては、まだまだ賛同されにくいため、事前に家族や親族の方々と話し合いをしておくことが大切です。
勝手に遺骨を宝石にしたことで、揉め事になったり、不快な気分にさせてしまったりすることがあります。前々から話をして理解を得ておくことで、スムーズに進むことがあります。必ず話し合いの場を設けるようにしましょう。
まとめ
手元供養の一つの方法として、遺骨を宝石に加工する方法をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
金額的に高いと思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、墓石の購入金額と比較をした場合、決して高すぎる金額ではありません。
供養の方法は、残された者の気持ち次第となります。ぜひ、ご自分に合った供養の方法を選ばれることをお勧めします。
位牌・仏壇の購入をご検討の方はこちら
よりそうでは、位牌・仏壇・仏具の販売を行っております。ご購入を検討の方はこちらをご覧ください。
仏壇の売れ筋ランキング
位牌の人気ランキング
クレジットカード払いにも対応
はじめてのお葬式に
役立つ資料プレゼント!
- 費用と流れ
- 葬儀場情報
- 喪主の役割
監修者のコメント
竹内 義彦一般社団法人 終活協議会
手元供養をされている遺族が増えていますが、自分が亡くなったときにその手元供養の遺骨や遺灰などについて、どう供養するのかを伝えておくことを忘れないようにしましょう。