マンションでの仏壇の置く場所にお困りの方は必読!
- 2022年04月04日
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核家族化が進むに連れ、住宅事情も大きく変化している近年、戸建て住まいからマンション住まいを選ぶ方や引越しをされる方が増えてきています。 その結果、仏間を持った家が少なくなり、大きいサイズの仏壇を安置することがとても困難になってきています。
また、マンションには、仏間だけでなく、和室が無いこともあるため、仏壇をどこに安置したら良いか悩まれている方も多いのではないでしょうか。 こちらでは、マンションなど狭い場所に仏壇を安置する場合についてご説明しますので、ぜひ、参考にしてください。
マンションでの仏壇の置き場所は?
マンションの場合、戸建てと違い、仏間などなく、部屋数や広さも限られていることと思います。
限られた部屋の中から、仏壇を安置する場所を決める際には、以下の点を確認しながら選ぶと良いでしょう。
風通しが良く、直射日光が当たらない場所
リビング、和室 仏壇は繊細なものになりますので、湿気が多かったり、直射日光が当たったりすることでカビが生えたり、変色したり、場合によっては壊れてしまいますので、注意が必要です。
人が集まり、手を合わせやすい場所
リビング、和室 仏壇に手を合わせるのは、1日2回なので、1年間で約730回となります。これだけの回数手を合わせるため、少しでも手を合わせやすい場所を選びましょう。
正座をした際、ご本尊が自分の目線より上になる場所
自分の目線より下に安置した場合、仏様を見下すことになるため、失礼な行為となりますので、注意が必要です。不安な場合は、事前に安置を予定している場所に正座をして確かめることをお勧めします。
神棚と向かい合わせにならない場所
神棚と向かい合わせにした場合、片方を拝んでいる間、もう片方にお尻を向けてしまうことになり、とても失礼な行為となりますので、気をつけましょう。
マンションへ仏壇を移動するなら
マンションへ仏壇を移動する場合、移動前と移動後に行う儀式がありますので、以下をご参照ください。
これは、仏壇の安置場所を移動する場合には、必ず必要となりますので、事前に執り行ってくださるお坊様もしくは業者に予約を入れておきましょう。
また、マンションへの移動を機に、新しい仏壇を購入するために、古い仏壇の処分が必要な場合は、お寺のお坊さま、仏具店もしくは廃棄専門の業者に予約をしておくことをお勧めします。
一般的に、新旧の仏壇を同時に安置することはありませんので、注意が必要です。
移動前に執り行う儀式を閉眼供養と呼びます
閉眼供養とは、仏壇に宿っている魂を抜く儀式となり、「魂抜き」とも呼ばれます。
移動後に執り行う儀式を開眼供養と呼びます
開眼供養とは、新しい仏壇に魂を入れる儀式となり、「魂入れ」とも呼ばれます。
仏壇を置く場所が無い方にお勧めの「自宅供養」
家族葬など、規模の小さい葬儀の普及とともに、少しずつ認知されてきている、故人を供養する方法の一つで、「手元供養」とも呼ばれています。
一般的に故人の遺骨はお墓もしくは納骨堂に納めますが、自宅供養の場合は、遺骨もしくは遺灰を骨壷に入れて自宅に安置したり、ペンダントなど身につけるものの中に納めたりします。
そのため、仏壇を安置する場所が無い方やお墓や納骨堂が遠方にあり自宅供養を希望されている方、もしくはお墓や納骨堂の購入を控えたい方などにお勧めしたい供養の方法となります。
自宅供養や供養の方法について分からない方にとっては、不安が多いかと思いますが、こちらで、自宅供養の方法やメリット・デメリットについて詳しく説明していきますので、ぜひ、お役立てください。
自宅供養の方法
まずは、自宅供養の方法についてご紹介します。自宅供養の方法は大きく分けて「全骨供養」と「分骨供養」2種類あります。
全骨供養は、火葬後収骨した遺骨全てを骨壷に入れて、自宅に安置して供養する方法となります。
対して、分骨供養は、遺骨の一部を骨壷や置物、ペンダントや指輪の中に収骨したり、遺骨そのものをブレスレットやペンダントに加工したりして供養する方法となります。 全骨供養と分骨供養とで、どちらの方法の方が供養として良いということはありませんので、ご自身の好みや生活スタイルに合う方を選ぶと良いでしょう。
ちなみに、地域によっては遺骨全てを回収する風習がありませんので、全骨供養と言っても意味合いが変わってくる場合があります。大きく分けて、西寄りの地域は遺骨の一部のみを収骨しますが、関東圏始め東寄りの地域は全ての遺骨を収骨します。
もし、西寄りの地域で火葬をされる場合で、全ての遺骨を収めたい場合は、
事前に葬儀会社や火葬場に相談されることをお勧めします。
自宅供養で仏壇を設置しない場合はどうしたら良いの?
自宅供養で仏壇を設置しない場合は、「飾り棚」と呼ばれる手元供養のものを置くための棚を使うことをお勧めします。
サイズとして、1m以内の物が主流となっていますので、狭い場所にも設置しやすくなっています。
自宅供養を行うメリット・デメリット
メリット
・出費が少なくてすみます
墓や納骨堂を準備する場合、一般的に数十万円?数百万円に管理費が発生しますが、自宅供養の場合は墓や納骨堂にかかる費用が発生しない分、安くてすみます
・故人に側にいて欲しいという願いが叶います
大切な方の死は受け入れ難く、いつまでも側にいて欲しいと思うものです。
自宅供養の場合、遺骨が側にあることで、故人が側にいてくれると思え、支えにすることができます
・子供への負担が減ります
少子化が続いて、兄弟がいない子供も増えてきている中、子供にお墓や納骨堂を守っていくという負担をかけずに済みます。
デメリット
・自分が死んだ後の問題
自分が生きている間は供養をすることができますが、自分が亡くなった後は、
残された家族は自宅供養を続けるか、改めて墓や納骨堂を購入することになってしまいます。
・自宅供養の受け入れ
周りの人が全て、自宅供養を受け入れているわけではありません。
四十九日を過ぎて納骨をしていないと、故人が成仏できないという、昔からの言い伝えもあり、特にお年を召された方々には受け入れてもらうことが難しいと考えましょう。
・遺骨の紛失
自宅で供養をしていて、水害や地震などの天災が原因で、遺骨がなくなってしまう場合があります。
特に全骨供養の場合、天災の発生により、故人の遺骨を全て無くしてしまうことになります。
自宅供養を行う場合の注意点
自宅供養を行う場合、いくつか注意することがあります。これは、ご自身だけの問題ではありませんので、必ず確認することをお勧めします。
・身内の方々の賛同を得てから行いましょう
まだ一般的でない供養の方法となりますので、人によっては快く思えないことがあります。
ご自身以外の方の気持ちを差し置いて勝手に決めてしまった場合、いさかいが生じたり、わだかまりやしこりを残したりすることになってしまいます。必ず事前に相談をし、決めておきましょう。
・お寺に事前に連絡しましょう
決まったお寺がある場合は、お坊さまは納骨されるものとして準備を進められることがありますので、事前に自宅供養であることをお知らせしておきましょう ・カビが生えないように気をつけましょう
骨壷に入れた遺骨は、高温多湿の環境に置いた場合、カビが生えてしまうことがあります。
防止策としては、骨壷を入れてあった桐箱に入れたまま安置することをお勧めします。 また、高温多湿を避けるために、安置している部屋はエアコンなどで、最適な環境づくりをしましょう。
・葬儀会社に事前に伝えておきましょう
お葬式をお願いした葬儀会社に事前に伝えておくことをお勧めします。
事前に伝えておくことで、自宅供養に関しての助言等もらえることが多いためです。
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監修者のコメント
竹内 義彦一般社団法人 終活協議会
わたしもマンション住まいですが、新しく仏壇を置くとなると、場所やスペースで悩んでしまいますね。いまは家具調のものや、コンパクトな仏壇もありますので、日常の生活に溶け込める場所をイメージして仏壇をお求めになるといいと思います。