お名前 | 金子様 |
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住所 | 栃木県 |
ご利用サービス | 法事・法要の僧侶手配 |
故人様との間柄 | ご主人様 |
故人が亡くなった日 | 13年前にご逝去 |
主人が13年前に急逝し、遺骨を私の実家の菩提寺に預けておいたんです。毎年、子供たちと一緒に墓参りに帰省していて、将来的には栃木にお墓を立ててもいいと思っていましたが、でも、子供の代になったら通うのは大変かな、と。娘と息子がいますが、二人とも東京に住んでいましたので。
ただ、こちらにお墓を立てるにも、一番の問題はお寺さんでした。浄土真宗なんですが、近くに同じ宗派のお寺がなくて。少し離れているところにはあるんですが、どんなお寺かも分かりませんでしたから。
以前、テレビ番組で必要なときだけお坊さんを派遣するサービスを紹介していたんです。私自身、「こういうのがあったらなあ」って思ったものの、都会中心で田舎はないだろうって諦めていたんですね。
それで宗派を変えようとなったのですが、それでもなかなか決められなかったんです。どうしよう、どうしようって悩んでいたら、去年、娘夫婦が宇都宮に越してきました。13回忌も終えて遺骨は持ってきていましたから、これを機に、栃木にお墓を立てようと決めました。
墓石の見積りをとるとき、石屋さんに、お坊さんの派遣みたいなサービスがないか聞いたりしていて、一軒、「インターネットでなんとか探してみます」という石屋さんがいらして、お願いしたんです。でも、お墓は出来上がったけれども、お坊さんサービスは見つけられなかったんです。だから、ご自分の菩提寺を紹介してくれたんですが、お坊さんは納骨式だけなのに、お車代別で10万円も要求してきたんです。宗派も違いました。紹介してくれた石屋さんも「通常はこんなに取らない」ってびっくりして、私に「断ってください」って言ってきたんです。
そんな最中、正月に息子が帰省してきたので、こんなことがあったって話したら、自分でパソコンを出してきて調べ始めたんですね。それを横で見ていたんですが、いろんな画面がでてきて、「えっ、ええっ? 料金も安くて定額で、しかも宗派も選べる。こんなふうにできるんだ」って、驚いてしまって(笑)。
私の問題が、いっぺんでに解決しちゃったんです。
実は「お坊さん便」のサイトは見ていないんですよ。他のは見ましたが。うちの息子がいろいろピックアップして、メモに残してくれたんです。その一番上に書いてあたのが「お坊さん便」なんです。なぜ一番上に書いたのかは分からないんですけどね。とりあえず、内容を聞いてみよう、思いました。
聞きたいことが山ほどあって、お炊き上げはどうなのか、「納骨法要」とあるけど「納骨」だけはできるのか、地方でも浄土真宗のお坊さんに本当に着てもらえるのか、とか。あと13日に子供たちも予定していて、この日にできるかと聞いたら、1週間前なら大丈夫ですよと言われて。それも驚きだったんですが、すべてがスムーズにいって、もうこれでいいんじゃないかって自分で納得したので、「お坊さん便」に決めてしまいました。
二回電話して二回とも男性が対応してくれました。とっても穏やかで丁寧な話し方されるんですね。お坊さんと話しているような感じで(笑)、安心できました。
お願いしたときに、「私はこういうのを望んでいたのではないか」と思っていたんです。根底には子供に迷惑かけたくないというのがあるんです。お寺の檀家になれば毎年付き合いがあって、縛られるじゃないですか。夫のお葬式はここでやりましたが、当時と比べて、これからは子供たちのお葬式に対する考え方も、お葬式自体の内容もどんどん変わっていくんじゃないかという考えがあるんです。だから、お寺の檀家になってがんじがらめになるよりも、その時代にあったものを選べばいいんじゃないかと思うんです。すると、子供たちに合った苦痛にならないやり方があるんじゃないかって。
穏やかな感じの方で、とても良かったです。一番寒い時期で風もあって、線香の火がなかなか点きませんでした。そうしたらお坊さんは、新聞を使って、「こうやって点けるんだよ」って(笑)。墓苑に直接車で来てくださって、読経して、そのままお帰りになりました。埼玉県から来てくださって、交通費も込みで驚きですよね。かえって申し訳ないです。
今後も法要が必要だったらお願いしようかなと思います。同じお坊さんでも大丈夫ですよね?
ところで、今回はお寺のお坊さんが来てくださったんですが、お寺に属さないお坊さんっているんですか?
その辺がちょっと疑問でした。どういうお坊さんがくるのかなあって。
―「お坊さん便」では全国の提携寺院からお坊さんが派遣されますので、ご安心ください。
一つ気になったことがありました。「お坊さんから連絡がいきます」と言われたとき、私は「普段、午後から出勤で留守になるので、お昼ごろまでに電話をもられてば対応できます」って伝えたんです。お坊さんは午前中にお電話くださったんですが、スタッフの方はいつも午後3時とか4時に確認のお電話をくれるんです。女性の方でした。午後は仕事場に携帯は持ち込めないので、繋がらない時間に一生懸命電話をかけてくれて。「このお客さんなら午前中に対応したほうがいいよ」って、みなさんに伝えていただけたら、何度も無駄なことをしなくてもいいのに、と思いました。
―かしこまりました。会社によく伝えておきます。
金子さま、本日はお忙しいところ、ご協力ありがとうございました。