お名前 | 粕尾志津枝様 |
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住所 | 東京都稲城市 |
ご利用サービス | 法事・法要の僧侶手配 |
故人様との間柄 | 夫の妹 |
故人が亡くなった日 | 2012/08 |
夫の妹が昨年8月に亡くなりました。今回、お墓を購入したしましたので墓石の開眼で「お坊さん便」を利用いたしました。
妹は、乳がんで47歳の若さで亡くなりました。多分、本人は分かっていたのだと思いますが、痛みが出てから初めて家族が知りました。病院に入院して摘出したのですが、その時既にステージ4。その後、一時は退院するまで元気になりましたが、骨に転移していることが分かり再入院。年齢が若かったことから進行も早く、昨年8月に亡くなりました。
義父の故郷が長野なのですが、そちらの菩提寺で葬儀を執り行い一旦納骨を済ませました。
お話いたしましたように妹の遺骨は長野のお寺に一度収めました。もともと義理の父は、長野の菩提寺をとても大切にしてきました。ただ、高齢であることからお墓参りをするにもなるべく近いところが良いということで、近くにお墓を作ることにしたのです。また、供養ごとに長野からご住職にご足労いただくのも大変ですし、費用も大変です。
ですから今回は長野のお寺に、こちらに妹の遺骨を移すことにし、その際には違うお坊さんで供養させていただくというお話をしました。
遺骨を移すということで菩提寺と揉めるケースも多いと聞いていましたが、うちの場合は非常に円満にお話しが進み快諾いただきました。ただ、今回こちらで墓石を開眼するのにお坊さんをどうしたらよいのか分からず、一度、お墓の管理事務所に相談をさせていただきました。管理事務所からは、提携しているところがあるということで料金などを教えていただいたのですが、費用的に折り合いませんでした。その時に、ネットでもお坊さんを派遣するサービスがあるということを教えていただき、早速インターネットで探しました。
いろいろなサービスを調べたのですが、お坊さん便は情報が豊富で、とても分かりやすかったのを覚えています。また、このようなインタビューを受けるとキャッシュバックがあるという点にも惹かれました。
そういえば2,3年前にテレビでお坊さんの派遣の話を見ていたことを後で思い出したのですが、いざお坊さんを探すときにはそのことはすっかり忘れてしまっていました。管理事務所の方に言われて「あー。そういえば」といって思い出した次第です。
最初は義父の信仰心の篤さから、ネットで依頼するというのは少し抵抗や不安もありました。しかし、義父は手配もやり方もすべて私に一任してくれました。
お坊さん便のスタッフの方は、確認のお電話とかいろいろとアフターケアもしてくれとても良心的だと思いました。ネットサービスの場合は、何かあると「ネット上にありますので確認してください」というケースが多いのですが、ちゃんと書類を封書で送っていただいたので確実に手元にあるのが安心でした。
ただ、最初にお電話した時の担当の方が、とても滑舌が悪くて聞き取りにくかったのが残念です。ただ何度も言いますが、サービス的には非常に良いサービスだと思います。
開眼供養の日はとても暑い日で申し訳なかったという感じです。来ていただいたお坊さんは、供養が終わった後の説法も素晴らしく、とても良い方でした。
8月20日に1周忌で長野に行き、開眼法要はその1週間後でした。1週間という短い間でまた長野から住職に来ていただくのも大変です。義父の故郷ですと、今回のようにこちらに住職が来ていただいて供養をしていただくと、それなりの金額がかかってしまいます。義父も年金で生活しており、今回のようにお布施も入れて3万5000円という額は非常にありがたいと思います。
もちろん信仰心はありますが、お布施の額もなかなか高額で大変です。このような経済情勢の中で、余裕を持って暮らしている方はそんなに多くはないのではないでしょうか。東京と言う物価が高い地域に住んでいると、地方と同様の義理立てをするのは中々難しいのが現状です。そういう意味からも、お坊さん便のような定額サービスは非常に良いと思います。
菩提寺などを持たない方にとって、お坊さんをどうするかということで悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
妹は、一度自宅に帰りたいと言って一時的に戻ってきたのですが、痛みのコントロールができずに、結局自宅でケアするのは無理と言われました。最後は12日間過ごしたホスピスで亡くなりました。妹に関しては、亡くなった後にするべきことが墓石開眼で一段落し、少しホットしました。
今後、もちろん長野の菩提寺は大切にしつつ、供養によってはお坊さん便を利用させていただきたいと思っています。
本日はありがとうございました。